08月 « 2017年09月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 10月

C92委託通販情報につきまして

2017年 08月30日 02:56 (水)

C92にて出版した『有頂天家族舞台解説 京都を識る。」は以下の店舗にて委託販売していますので、遠方でお求めできなかった方はこちらもよろしくお願い致します!


とらのあな様

メロンブックス様

COMIC ZIN様

以上、ご引き立てのほどを!

C92出店情報につきまして

2017年 08月09日 22:31 (水)

C92にてサークル「日々是妄想」は2日目土曜日東K12bにて出店します。
以下、頒布予定の新刊2冊、既刊5冊、委託1冊を紹介しますのでお立ち寄りいただければと思います。


【C92新刊】『有頂天家族舞台解説 京都を識る。』 フルカラー64P 1000円

有頂天家族原稿本文表紙入稿2

有頂天家族本文入稿7

有頂天家族本文入稿19

有頂天家族本文入稿25

千年の古都、京都を舞台にした森見登美彦原作の『有頂天家族』及び『有頂天家族 2代目の帰朝』。京都を壮麗に描ききったP.A.WORKSアニメ版に登場した舞台を交え、洛中や有馬温泉などの舞台はもとより、金曜俱楽部が秋の宴会を行った「三嶋亭」や狸たちや弁天、赤玉先生が夜な夜な訪れるBar「朱硝子」こと、ノスタルジアを紹介。この夏、あなたは京都を「識」る!?

なお、新刊『有頂天家族舞台解説 京都を識る。』は三日目東2V37a「神聖マタンゴ帝国」様にて委託頒布を行いますので、併せてよろしくお願い致します!



【C92新刊】『Wake Up,Girls!舞台解説 始まりの物語』 フルカラー22P 500円

WUG旧劇TV原稿2

WUG旧劇TV原稿3

WUG旧劇TV原稿5

WUG旧劇TV原稿見開き

WUG!第一期の舞台解説シリーズ最終巻は2015年にコピー本として出版し、絶版久しい第0話となる劇場版『七人のアイドル』とTVシリーズの舞台解説本が再編集を経て再販です。今では復興工事のためそのほとんどが失われた気仙沼の舞台を放映直後の写真で紹介しておりますので、WUG!聖地巡礼のフォトアルバムとしてお手元にいかがでしょう?また、インタビューシリーズは気仙沼・大鍋屋旅館の「若旦那」こと熊谷浩典様に「震災復興」と「聖地巡礼」を語っていただきました。秋より開始・新章前の復習に!

なお、WUG!舞台解説シリーズは以下の既刊も取り揃えておりますので、この機会にお手にとりください!

【C92既刊】『Wake Up,Girls! Another Real 舞台解説』
フルカラー18P 500円


【C92既刊】『Wake Up,Girls! Beyond the Bottom 舞台解説』
フルカラー26P 600円


【C92既刊】『Wake Up,Girls! 青春の影 舞台解説』
フルカラー22P 500円




【C92既刊】『ふらいんぐうぃっち舞台解説・特別編セット』 フルカラー34P・6P 1000円

ふらいんぐうぃっち表紙

C91、90にて好評を博しました『ふらいんぐうぃっち舞台解説』も再販決定です!C91にて追加版として頒布した弘前ねぷたまつり特集『特別編』とセットで1000円、『特別編』のみお求めの方には200円にて頒布します!



【委託】『探訪路vol2.5』 フルカラー30P 400円

探訪路25

BTC(舞台探訪者コミュニティ)有志による合同同人誌、今回は探訪系同人誌の作り方特集とけものフレンズ聖地巡礼特集です。前者ではわたくし夷も対談にて参加させていただきました。私の同人誌制作ノウハウも詰まっていますので併せてよろしくお願い致します!

有頂天家族2舞台探訪記⑩

2017年 06月28日 12:19 (水)

uchotentop2.jpg


有頂天家族舞台探訪記(第一期)
有頂天家族2舞台探訪記①
有頂天家族2舞台探訪記②
有頂天家族2舞台探訪記③
有頂天家族2舞台探訪記④
有頂天家族2舞台探訪記⑤
有頂天家族2舞台探訪記⑥
有頂天家族2舞台探訪記⑦
有頂天家族2舞台探訪記⑧
有頂天家族2舞台探訪記⑨


狸と天狗と人間の三つ巴、結局はこうなるのか!と今回も金曜俱楽部の忘年会と偽右衛門選挙が見事にぶつかり合い、そこに二代目という要素が加わり一年前に輪をかけて混迷の度が深まる最終回。矢一郎と玉瀾、矢三郎と海星、そして二代目と弁天(?)、それぞれを結ぶ「運命の赤い糸」、始まります。

b_uchoten2_c_1201.png b_uchoten2_p_1201.jpeg
第十二話::家邊徳時計店ビル三条本店
さて、二代目の脳裏に浮かんだのは百年前の大正時代、京都南座で赤玉先生と一人の女性を巡って三日三晩の大決闘を繰り広げた雨の日のこと。その女性というのは当時「廿世紀ホテル」を建てた貿易商の娘でした。「廿世紀ホテル」として登場している建物こそは、第一期でも登場している弁天が鯨を捕まえた池にある廃墟ホテルと同一であると思われます。
この建物については架空のものですが、モデルとなっているのは家邊徳時計店ビル三条本店と第一期で考察していますので、詳細はそちらをご覧いただきましょう。
有頂天家族探訪記③

「二代目は令嬢が残した手紙を慌てて開いたが、そこには愛の言葉どころか、ただの一言も書かれてはおらず、ただ大きな「×」が記されているばかりだった。
二代目は怒りのあまり脳天が爆発しそうになった。二代目が赤玉先生と死力を尽くした戦いを繰り広げることになったのは、もとはといえばその黄金の骨を持つ令嬢に二代目が惚れたのが発端であった。にもかかわらず、二人の天狗が京都上空を股にかけてドンパチやっているうちに、令嬢は二代目に失格の烙印を押し、謎の失踪を遂げたのである。」

(『有頂天家族 二代目の帰朝』P400より)


b_uchoten2_c_1202.png b_uchoten2_p_1202.jpeg
第十二話:新町三条下る
そして京都中心部の上空で始まる二代目と弁天の決闘。瓦礫が降ってくる場所から烏丸通から西に入った御池〜四条通のエリアで戦いが行われたものと推定されます。

「死力を尽くしてぶつかり合った二代目と弁天は満身創痍である。
ついに彼らは天狗的膂力を使い果たして、荒ぶる子どものように取っ組み合いの喧嘩を始めた。立ち上る黒煙のまわりをぐるぐると旋回しながら、鬼のような形相でたがいの髪を引っ張り合う。弁天の髪は乱れに乱れて山姥のようであった。
ふいに二代目が彼女を抱き寄せ、その髪に接吻するような仕草をした。
弁天がギョッとして身をよじったとたん、二代目の息を吹きこまれた彼女の髪がワッと燃え上がり、まるで干し草に火を放ったかのように、天の一角を明るくした。
弁天は声にならぬ悲鳴を上げて二代目を突き放し、流れ星のように炎の尾を引きながら、なすすべもなく堕ちていく。」

(『有頂天家族 二代目の帰朝』P504-505より)


b_uchoten2_c_1203.png b_uchoten2_p_1203.jpeg
第十二話:白竹堂本店
そして弁天の元を見舞った矢三郎がやって来たのは第一期でも登場の「西崎源右衛門商店」。モデルは白竹堂本店となります。

「弁天は私を見つめながら呟くように言った。
「……私って可哀相でしょう」
「可哀相だと思っていますよ」
私がそう言うと、弁天はぽろぽろと涙をこぼして、枕に顔を押しつけるようにした。くぐもった小さな嗚咽が聞こえてきた。彼女は子どものように泣いていた。
「もっと可哀相だと思って」
「もっと可哀相だと思っていますよ」

いみじくも二代目の言った通り、狸というのは健気なものだ。
そうやって彼女の髪を撫でながらも、とうに私は承知していた。
弁天に必要なのは私ではない。
狸であったらだめなのだと。」

(『有頂天家族 二代目の帰朝』P530より)


b_uchoten2_c_1204.png b_uchoten2_p_1204.jpeg
第十二話:下鴨神社
そしてやってきた下鴨矢一郎と南禅寺玉瀾の婚礼の日。

b_uchoten2_c_1205.png b_uchoten2_p_1205.jpeg
第十二話:下鴨神社
「毛玉どもが鯱張っておるな。」

b_uchoten2_c_1206.png b_uchoten2_p_1206.jpeg
第十二話:下鴨神社
記念撮影をしているのは縁結びの神社として有名な相生社。

b_uchoten2_c_1207.png b_uchoten2_p_1207.jpeg
第十二話:下鴨神社
「しょうのない毛玉どもめ。産み増えるぐらいしか能がない。さっさと幸せになるがいい。」

b_uchoten2_c_1208.png b_uchoten2_p_1208.jpeg
第十二話:下鴨神社
「念のために伺いますが、わたしの破門は解かれたんですよね。」

b_uchoten2_c_1209.png b_uchoten2_p_1209.jpeg
第十二話:下鴨神社
「不満ならもう一度破門してやるぞ。」

b_uchoten2_c_1210.png b_uchoten2_p_1210.jpeg
第十二話:下鴨神社
「な、何はともあれ新年ですよ!」

b_uchoten2_c_1211.png b_uchoten2_p_1211.jpeg
第十二話:鴨川デルタ
「ふん、つまらん一年がまた始まりおる。」

「我々は境内を通り抜け、赤い毛氈の敷かれた薄暗い神殿に入った。
両家の狸たちが厳粛な顔をして見守る中で式は厳かに進み、三三九度の杯を交わす頃にはようやく長兄も落ち着いて、その新郎ぶりは堂々としていた。白無垢姿の玉瀾は長兄のかたわらで恥ずかしそうに俯いている。
やがて長兄は折り畳まれていた紙を広げた。
厳かに誓詞を奏上する長兄の声は、父の声によく似ていた。」

(『有頂天家族 二代目の帰朝』P521より)


b_uchoten2_c_1212.png b_uchoten2_p_1212.jpeg
第十二話:狸谷不動院
そして狸谷不動院。こちらのラストは原作小説にはないオリジナルとなります。

b_uchoten2_c_1213.png b_uchoten2_p_1213.jpeg
第十二話:狸谷不動院
狸谷不動院の森で海星と背中合わせに語り合う二人でした。

b_uchoten2_c_1214.png b_uchoten2_p_1214.jpeg
第十二話:狸谷不動院
ラストにエンディングロールが登場する京都市街地の様子ですが、狸谷不動院の本堂からわずかに洛北の景色が木々の間から見えます。

さて、以上になりますがこの度も最後までお読みいただきました皆様、どうもありがとうございました。思えば第一期が2013年夏、それから実に4年ぶりとなりましたが再び「有頂天家族」で京都を紹介するという幸運に恵まれたことに感謝感激です。京都の魅力、伝わりましたでしょうか?原作小説は三部構成を予定しており、最終巻がいつ発売になるか、またそれが再び第三期としてアニメ化されるかは不明ですが、その日がきっと来ることを願って、この「有頂天家族2舞台探訪記」の締めと致します。
改めまして、拙文におつきあいいただき、どうもありがとうございました!



*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「有頂天家族2」製作委員会にあります、ので。

有頂天家族2舞台探訪記⑨

2017年 06月17日 22:48 (土)

uchotentop2.jpg


有頂天家族舞台探訪記(第一期)
有頂天家族2舞台探訪記①
有頂天家族2舞台探訪記②
有頂天家族2舞台探訪記③
有頂天家族2舞台探訪記④
有頂天家族2舞台探訪記⑤
有頂天家族2舞台探訪記⑥
有頂天家族2舞台探訪記⑦
有頂天家族2舞台探訪記⑧


偽右衛門選挙の立会人として二代目にその役回りを依頼した矢三郎でしたが、これが弁天の逆鱗に触れることになり、紫雲山頂法寺で相見えた二代目と弁天は一触即発の状況になります。この場を一旦引いた弁天のお陰で全面衝突は避けられたものの、矢三郎は弁天の目を避ける逃亡生活「逃げの矢三郎」となります。
そして迎える偽右衛門選挙の日、父の命日、そして金曜俱楽部が開かれる日。
物語が一転、混迷の度を深める第十一話「偽右衛門が決まる日」です。


b_uchoten2_c_1001_201706172236543fb.png b_uchoten2_p_1001.jpg
第十一話:瀬戸大橋(宇多津港より)
洛中が偽右衛門総選挙で沸き立つ中、矢二郎は旅を続けて四国へ上陸したとの便りが到着します。

b_uchoten2_c_1002_201706172236558f1.png b_uchoten2_p_1002.jpg
第十一話:宇多津港
「丸亀から来た狸が船に乗せてくれた」とのことですが、到着した桟橋のモデルは宇多津港のようです。

b_uchoten2_c_1003_2017061722365740c.png b_uchoten2_p_1003.jpeg
第十一話:河合橋
そして迎えた偽右衛門選挙の日の朝。矢一郎は母に火打石を打たれ、糺ノ森を後にします。

b_uchoten2_c_1004_201706172236587a3.png b_uchoten2_p_1004.jpeg
第十一話:河合橋
「いずれお前も、俺の跡を継ぐことになるだろう。」
思い出されるのは、数年前のこの日、冥土へと旅立った父・総一郎の声。

b_uchoten2_c_1005.png b_uchoten2_p_1005.jpeg
第十一話:祇園(八坂神社前)
「狸界もはいけ好かん狸もいるし、お前はまた、頭の固いところがあるから喧嘩をすることも多いだろう。」

b_uchoten2_c_1006_20170617223702dcd.png b_uchoten2_p_1006.jpeg
第十一話:祇園(八坂神社前)
「だが、一匹の敵を作るときは、一匹の友をつくらなくてはいかん。」

b_uchoten2_c_1007_201706172237028f8.png b_uchoten2_p_1007.jpeg
第十一話:祇園(八坂神社前)
「五匹の敵をつくるときは、五匹の友をつくらなくてはいかん。そうやって敵を増やしてゆき、いつか狸界の半分を敵に回しても、傍らを見ろ。お前には三匹の弟がいる。」

b_uchoten2_c_1008_2017061722370410d.png b_uchoten2_p_1008.jpeg
第十一話:祇園(八坂神社前)
「それは大変心強いことだ。それがお前の切り札となる日が必ず来る。」

「俺が常に悲しく思うのは、自分がその切り札を持たないことだ。俺は弟を信頼せず、弟も俺を信頼しなかった。血を分けたものが敵となるとき、それは最大の敵となる。だから、お前たちは常に互いを信頼しなくてはいけない。」

b_uchoten2_c_1009.png b_uchoten2_p_1009.jpeg
第十一話:四条大橋
父の教えを胸に、偽右衛門選挙前祝いの会場、東華菜館へと四条大橋を渡ります。

b_uchoten2_c_1010_201706172237073e8.png b_uchoten2_p_1010.jpeg
第十一話:東華菜館

b_uchoten2_c_1011_201706172237103af.png b_uchoten2_p_1011.jpg
第十一話:南小松島駅
その頃、四国へと渡った矢二郎は…

b_uchoten2_c_1012_20170617223710a6b.png b_uchoten2_p_1012.jpg
第十一話:南小松島駅
徳島市の南、小松島市を訪れていました。

b_uchoten2_c_1013_2017061722371292e.png b_uchoten2_p_1013.jpg
第十一話:南小松島駅

b_uchoten2_c_1014kai.png b_uchoten2_p_1014.jpg
第十一話:南小松島駅
小松島に来た目的は金長神社の金長一門に挨拶するため。

b_uchoten2_c_1015_20170617223715b8f.png b_uchoten2_p_1015.jpg
第十一話:南小松島駅
金長一門は下鴨家と父・総一郎の代から交流があり、矢一郎からお伝言を言付かっていました。

b_uchoten2_c_1016.png b_uchoten2_p_1016.jpg
第十一話:金長神社
さて、南小松島駅から20分ほど歩いたところに金長神社はあります。
金長神社はかつて昔あったと言われる「阿波狸合戦」により落命した金長狸を祀る神社です。その後も金長を奉った会社が繁盛したり、倒産しかかった映画会社が「阿波狸合戦」を映画化したところ業績が持ち直したりとご利益が大きいことから有名。小松島市内にも狸のオブジェが溢れており、さながら「狸の街」ですね。

b_uchoten2_c_1017.png b_uchoten2_p_1017.jpg
第十一話:金長神社
さて、境内に入ってみたものの狸一匹おらず。

b_uchoten2_c_1018.png b_uchoten2_p_1018.jpg
第十一話:金長神社
「ここでいいはずなんだがな…」

b_uchoten2_c_1020.png b_uchoten2_p_1020.jpg
第十一話:金長神社

b_uchoten2_c_1021.png b_uchoten2_p_1021.jpg
第十一話:金長神社
とりあえずは境内の裏側に回ってみると…

b_uchoten2_c_1022.png b_uchoten2_p_1022.jpg
第十一話:金長神社
裸足の女の子が歌を歌いながら猫じゃらしで遊んでますね…

b_uchoten2_c_1023.png b_uchoten2_p_1023.jpg
第十一話:金長神社
気付かれて警戒されてしまった様子です。

b_uchoten2_c_1025.png b_uchoten2_p_1025.jpg
第十一話:金長神社
「金長一門の方でしょうか?私は怪しいものではありません。実は…」

b_uchoten2_c_1026.png b_uchoten2_p_1026.jpg
第十一話:金長神社
なんと足下に深い落とし穴がw
「狸かと思ったら蛙だった。化けられる蛙なんて初めて見た!蛙界では有名な蛙なんでしょう、あなた。」

b_uchoten2_c_1027.png b_uchoten2_p_1027.jpg
第十一話:金長神社
「わたしは狸ですよ。蛙ではないんです。」
「ほほ〜〜う。そんなにツルツルした狸がいるもんですか。」
「長い間蛙でいたので、今でも気を抜くと蛙になってしまうのです。本当はちゃんと毛が生えております。」
「あら〜へんなのね!変なことになったものね。」

と、なんか妙に話が弾む金長の娘と矢二郎。

b_uchoten2_c_1028.png b_uchoten2_p_1028.jpg
第十一話:金長神社
「この穴はわたしが掘ったんです。父からは穴を掘るなって言われてるんだけど、穴を掘らないなら死んだ方がマシだわ。きっとわたしは世界に穴を掘るために生まれたのね。」

と、「穴には一家言ある」と自称する金長の娘でしたが、矢二郎とは実は幼い頃会っており、偽叡山電車に乗せてもらったとか。そして下鴨家ということで金長の元へと案内してくれることになりました。

b_uchoten2_c_1029.png b_uchoten2_p_1029.jpg
第十一話:金長神社
「ららら蛙〜。」

と、なんともヘンテコな娘でした…が、金長の元に着くとさらに変なことには謎の長髪男が昼寝をしていて、夷川呉一郎の件になるとむくりと起きだしてきます。

b_uchoten2_c_1030.jpg b_uchoten2_p_1030.jpg
第十一話:東華菜館
そして京都・東華菜館。

b_uchoten2_c_1031.png b_uchoten2_p_1031.jpeg
第十一話:東華菜館
前祝いも終わり、いよいよ偽右衛門選挙の時間が迫ります。

b_uchoten2_c_1032.png b_uchoten2_p_1032.jpeg
第十一話:菊水


最後には矢三郎と海星が有馬の一件以来姿をくらましていた天満屋に撃たれて捕らえられるという衝撃の結末。そして海星も正体を訝しむ呉一郎の正体は?残り2作、次回を待たれよ!




*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「有頂天家族2」製作委員会にあります、ので。

有頂天家族2舞台探訪記⑥

2017年 06月15日 20:15 (木)

uchotentop2.jpg


有頂天家族舞台探訪記(第一期)
有頂天家族2舞台探訪記①
有頂天家族2舞台探訪記②
有頂天家族2舞台探訪記③
有頂天家族2舞台探訪記④
有頂天家族2舞台探訪記⑤
有頂天家族2舞台探訪記⑦

続・大文字納涼船合戦で弁天と二代目が対決してより数ヶ月がたち季節は秋。
二代目に敗れた弁天はそれ以来二代目との接触を断ち、京中は小康状態を保っていました。そんなある日、淀川教授は大学でまさかのセクハラ疑惑をかけられ、研究室を追い出されることに。これも寿老人の陰謀に違いないと思いつつ、淀川教授が天満屋によって、有馬温泉で開かれる金曜俱楽部に連れて行かれたと聞いた矢三郎は有馬温泉へと向かいますが…
金曜俱楽部、そして夷川早雲が再登場となる第六話「有馬地獄」そして第七話「金曜俱楽部再び」です。

b_uchoten2_c_0601.png b_uchoten2_p_0601.jpeg
第六話:有馬温泉
さて、京大演習林から有馬温泉へと淀川教授を探しに来た矢三郎でしたが…

b_uchoten2_c_0602.png b_uchoten2_p_0602.jpeg
第六話:有馬温泉・金の湯前
「有馬温泉に来た以上、湯に浸からぬは無粋ともいえる。」

b_uchoten2_c_0603.png b_uchoten2_p_0603.jpeg
第六話:有馬温泉・金の湯
まずは日帰り温泉「金の湯」に浸かることに。

b_uchoten2_c_0604.png b_uchoten2_p_0604.jpeg
第六話:有馬温泉・金の湯
湯に浸かりながら思い出したのは、自分の匂いが奇麗さっぱり消えてしまうくらいに有馬の湯を好んでいた父・総一郎のこと。

b_uchoten2_c_0605.png b_uchoten2_p_0605.jpeg
第六話:喫茶パーラーいずみ

b_uchoten2_c_0606.png b_uchoten2_p_0606.jpeg
第六話:喫茶パーラーいずみ
極楽湯に浸かった後は喫茶店へ。

b_uchoten2_c_0607.png b_uchoten2_p_0607.jpeg
第六話:喫茶パーラーいずみ
「はぁ〜」

b_uchoten2_c_0608.png b_uchoten2_p_0608.jpeg
第六話:喫茶パーラーいずみ
「やい、こら!」

b_uchoten2_c_0609.png b_uchoten2_p_0609.jpeg
第六話:喫茶パーラーいずみ
「砂糖壷に喧嘩を売られる覚えはないぞ。」
「触るな!コンチクショウ!」

b_uchoten2_c_0612.png b_uchoten2_p_0612.jpeg
第六話:喫茶パーラーいずみ
「俺だって遊びに来たわけじゃないぞ。金曜俱楽部の陰謀を阻止するためだ。」
「馬鹿らしい。わざわざ有馬くんだりまで、鍋に飛び込みに来たっていうわけ?」
「鍋と温泉を間違えてたまるか。」
「どうせあの生天狗に色目使ってるんでしょ。狸鍋食うやつに色目使うなんて頭おかしいんじゃない?ほんとムカつく。二代目があの女にとどめを刺してくれれば後腐れもなかったのに。」


b_uchoten2_c_0611.png b_uchoten2_p_0611.jpeg
第六話:喫茶パーラーいずみ
「ぶ!口に気をつけろ。弁天様も有馬に来てるんだからな。」

b_uchoten2_c_0613.png b_uchoten2_p_0613.jpeg
第六話:喫茶パーラーいずみ
と、喫茶店から外を見やると…

b_uchoten2_c_0614.png b_uchoten2_p_0614.jpeg
第六話:喫茶パーラーいずみ
土産屋で買い物をする浴衣姿の弁天が金曜俱楽部の面々と一緒に。

b_uchoten2_c_0615.png b_uchoten2_p_0615.jpeg
第六話:若狭屋

b_uchoten2_c_0616.png b_uchoten2_p_0616.jpeg
第六話:若狭屋前
弁天は金曜俱楽部の男たちを引き連れ温泉街へ。

b_uchoten2_c_0617.png b_uchoten2_p_0617.jpeg
第六話:市民の木前ポスト
ポストの陰から覗く矢三郎。
「なによ随分陽気そうなやつら。」
「お前もう宿に帰れよ…」
「もうちょっとしたらね。」

b_uchoten2_c_0618.png b_uchoten2_p_0618.jpeg
第六話:赤い丸ポスト
金曜俱楽部一行を追跡調査。

b_uchoten2_c_0619.png b_uchoten2_p_0619.jpeg
第六話:赤い丸ポスト
「寿老人の姿が見えないな。」
「どんなやつ?」
「金曜俱楽部の親玉で、裏切ると地獄に流される。」

b_uchoten2_c_0620.png b_uchoten2_p_0620.jpeg
第六話:まめ清
「弁天様が一目置いてるぐらいだから、ただ者ではないんだろうな。」
「妬いてんのね。」
「わけのわからんことを…」

b_uchoten2_c_0621.png b_uchoten2_p_0621.jpeg
第六話:瑞宝寺公園付近
金曜俱楽部一行はいつの間にか人影もあまりない温泉街の外れへとやって来ます。

b_uchoten2_c_0622.png b_uchoten2_p_0622.jpeg
第六話:瑞宝寺公園付近

b_uchoten2_c_0623.png b_uchoten2_p_0623.jpg
第六話:保養研修所ありま
一行はそのまま廃墟のような旅館へ。

b_uchoten2_c_0624.png b_uchoten2_p_0624.jpeg
第六話:瑞宝寺公園付近
「こんなとこに乗り込むつもり?」
「うん、お前は宿に戻れ。尻を暖めてのんびりしていろ。」

b_uchoten2_c_0626.png b_uchoten2_p_0626.jpeg
第六話:保養研修所ありま
そして一行が入った旅館へ乗り込む矢三郎。
こちらの廃墟旅館のモデルとなったのは上述のとおり土木建築厚生会保養研修所ありまです。土木建築業の厚生会構成員向けの施設ですが、一般の方でも利用可能です。
保養研修所ありま

b_uchoten2_c_0627.png b_uchoten2_p_0627.jpeg
第六話:保養研修所ありま
さて、実際ありまに宿泊してみましたが、外観以外は創作のようですね。

廃墟の中で出会ったのはなんと父・総一郎に化けた夷川早雲。前年末の偽右衛門選挙の騒動より悪事がばれて雲隠れしていた早雲は今日、有馬で淀川教授の代わりに金曜俱楽部に迎え入れられるとのこと。
そこで見せられたのは菖蒲画伯の家で見せられた「地獄絵」。と、早雲は不意をついて矢三郎を「地獄絵」の中に突き落とします。おのれ、早雲。

b_uchoten2_c_0628.png b_uchoten2_p_0628.jpeg
第六話:井の頭公園
そこは何もかもが赤錆たような不気味な都市の景観。実は「地獄」のモデルとなっているのは東京・井の頭公園です。

b_uchoten2_c_0629.png b_uchoten2_p_0629.jpeg
第六話:井の頭公園
そこで見つけたのは主人不在のラーメン「天満屋」でした。

b_uchoten2_c_0630.png b_uchoten2_p_0630.jpeg
第六話:井の頭公園駅
地獄列車が駅に到着。電車は京王井の頭線、駅は井の頭公園駅がモデルのようですね。

b_uchoten2_c_0631.png b_uchoten2_p_0631.jpeg
第六話:井の頭公園
駅へと急いでみると、なんと鬼がまたゾロゾロと下車してくる様子。

b_uchoten2_c_0632.png b_uchoten2_p_0632.jpeg
第六話:井の頭公園
「鬼!おのれ早雲め、なんてことしやがる!」

b_uchoten2_c_0633.png b_uchoten2_p_0633.jpeg
第六話:井の頭公園
「おう人間がおるで!」
「なんやて!どっから逃げて来たんや!」
「そんなのかまへん。簀巻きにして釜に放り込んだれや!!」

と、鬼に追い回される矢三郎でしたが、得意の化け術で筋骨隆々の赤鬼に化けてやり過ごすことに成功。すると、ラーメン屋に鬼女が現れて、「刻限」だということで同行することになります。

b_uchoten2_c_0634.png b_uchoten2_p_0634.jpeg
第六話:井の頭公園
「鬼も亡者も一緒になって、ぐつぐつ煮込まれている奥地は非文明的なんだ。」
「へ、へぇ。」

b_uchoten2_c_0635.png b_uchoten2_p_0635.jpeg
第六話:井の頭公園
「あんたも地獄の底から出て来たからには、蒸気機関を学んで、地獄の産業革命に追いつかなきゃいけないね。」
地獄に「産業革命」やら「蒸気機関」やら、一体この地獄はなんなんでしょうね…

さて、鬼女についていくと「地獄国技館」ではなんと弁天が鬼たちと相撲をとってるwというわけで、弁天と対戦するのを好機ととらえ、彼女と地獄を脱出することに成功する矢三郎でした。


「地獄の底を抜けますからね」
業火の照り返しを受ける弁天の顔は生き生きと輝いていた。
「しばらく息を止めておきなさい。ひどい臭いなのよ」
彼女は擂り鉢のそこにある黒い竪穴に向かって降下した。
そこはあの鬼女が言っていた通り、いまだに地獄の産業革命がもたらされていない闇の奥であり、入り乱れた亡者と邏卒の見分けもつかず、悪臭と闇の煮凝りを通り抜けていくかのようであった。私は息を止めて目をつむっていたが、恐ろしい音は絶え間なく耳から流れこんできた。切り刻まれる亡者たちの阿鼻叫喚が、この地獄という擂り鉢の底へ四方八方から流れ込んでいるのだ。叫びと叫びとはたがいに溶け合って一つの叫びになり、世界はただもう一切の始まりから終わりまで響き渡る一つの巨大な絶叫であった。
そのとき私は、この世界に響き続けている不気味な地鳴りの正体を知ったのである。
(『有頂天家族 二代目の帰朝』P284より)





*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「有頂天家族2」製作委員会にあります、ので。