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少女の手には、銃を、そして最後に花束を

2012年 12月21日 01:12 (金)

GUNSLINGER GIRL(15) (電撃コミックス)GUNSLINGER GIRL(15) (電撃コミックス)
(2012/12/15)
相田 裕

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ついにこのときが来てしまいました。

私がこの趣味を始めた時から毎巻絶賛してやまなかったガンスリ最終巻です。

13巻より始まった原発攻防戦が終焉。

残された社会福祉公社に対し政府は公社の壊滅に向け軍を派遣。

社会福祉公社最後の戦いがはじまる。


ヘンリエッタにリコ、トリエラ、クラエス、先に逝ってしまったアンジェ、1期生から距離を置いていましたが
ひときわおねぇ的な存在感を放ったペトラ。
10年間本当、本当にお疲れ様でした。

今はただ、安らかな日々を彼女らに贈りたい。


こんな作品、もう、二度と出会えないんだろうな・・・。


☆5.0
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ゆんゆん

2012年 12月17日 23:22 (月)

試験勉強もとりあえず来月の合否発表を待つ身なので、見たかった百合作品を堪能。

いやあ、このために試験勉強頑張ってたんだよね(途中息抜きばかりだったけどね!)

本日紹介するのは2004~2005年頃の百合コミック隆盛期の初期作品です。


新装版 最後の制服 (上) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)新装版 最後の制服 (上) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)
(2011/04/12)
袴田 めら

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まずは袴田めらさんの『最後の制服』。

女子校の寮を舞台にした群像劇です。
百合っぷるは実は2組ぐらいしかないのですが、その周辺で展開する人と人をつなぐ物語で上下巻結構なボリューム(初期作品は3巻構成)です。

卒業してしまう先輩、不意に転校してしまうルームメイト、まさに「最後」の制服です。

絵柄以上に(といったら失礼ですが)心理描写の細やかさにはドキっとさせられるところがあります。

『百合男子』の啓介の言葉を借りれば「痛みを伴う打算とかけひき」、いやこれだよ、これ。

百合コミックの古典(といっても21世紀の作品ですが)として名高い作品だけありますよ。

☆5.0


くちびるためいきさくらいろ(1) (アクションコミックス)くちびるためいきさくらいろ(1) (アクションコミックス)
(2012/04/12)
森永 みるく

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『Girl Friend』で有名な森永みるくさんの初期作品(かな?これも2005年ごろの作品だし)。

森永さんの作品は扉絵をご覧のとおり、超絶に甘美な絵柄に甘美なストーリーですよ。これに尽きる。

ある種私が好むダークな心理描写は少ないのですが、とにかくこのきゃぴきゃぴな百合作品もご覧くだいよ(え、結構だって?まあそうおっしゃらず)。

私は基本的に百合のダークな部分が好きで好きでしょうがない人間なんで(他人の不幸を楽しむってなんて下衆な奴だとは自分でも思うけど)不幸な子がいないって作品、雲が出てきたり雨が降るけど、最後は晴天の下でむかえるエピローグもいいですよね。

☆4.5


さて、今年のノルマはKo-fuさんから借りた『神無月の巫女』。

そして百合の原点ともいえる、そう、百合がまだ「エス」という隠語で呼ばれていた戦前の百合小説を読破することです。

感想はまた年明けにでも。

まどか★マギカ感想、今更ですが

2012年 10月22日 02:56 (月)

gmadomagi.jpg


日曜に旧同僚の結婚式が東京であるので、ついでにまどマギ前編後編を鑑賞してきましたが、いや

こんなに凄い作品だったんだと再認識しました。

TV放送時は東日本大震災があったことや、まどマギと対照的なたまゆらにぞっこんだったんで、
「意外性があって面白いな」とは思いましたが、「好きなタイプな作品ではない」という理由で流し見していましたが
激しく反省。もっと真面目に観ておくべきでしたわ。

当時、本作をめぐってサブカルの論壇が騒然としたのが今になって理解できましたよ。
本当に怪物のような作品ですね。

本作を再視聴して興味深く、考えさせられたのは3点。

1.予定調和の「崩壊」
魔法ものであることからして既に日常性は崩壊してるんですが、やはり3話マミる以降の展開。
震災と原発事故以降、不可逆的かつ回復不可能なダメージが現実におしかかる現実を日本人は体験しました。
本作が心的外傷をなぞり、それがただでさえ衝撃作だったものをそれ以上の存在に押し上げたのではないでしょうか。
震災以前に企画され、放映が震災と重なったことが一層に印象的なものとなりました。

2.「希望」と「絶望」の相転移
希望と絶望は表裏一体。
希望は大きくなればなるほど、裏切られたときの絶望は大きく、人生にも禍根を残しさらには恨み憎しみを生じさせるものです。
ならば希望など抱かず生きれば何者にも裏切られないのに、という賢い選択を当然認知しているはずなのに、希望を抱かずに生きられないのが人間ですよね。
まどか然り、ほむら然り。
絶望を乗り越えるためにはさらに希望にすがるしかなく、絶望とどす黒い感情は雪だるま式に膨らんで行きます。
魔法少女になる契約と引き換えに、膨れ上がった絶望を根絶させる術を身につけたまどかは、やはり神なのか?

3.「絶望」を「希望」に変換させるための輪廻を繰り返す時間遡行者としての暁美ほむら
本作で最も感情移入できたのはやっぱりほむらでしたね。
まどかの死というカタストロフィーを乗り越えるために、時空遡行をしてプロセスを繰り返し、いつのまにかそのリスクがまどかへの全ての因果律の集約を通じての能力の肥大化という形で現れ、取り返しがつかないところまできてしまいますが。
希望への可能性を断った時点で自身が魔女化することを知るが故に、ひたすら輪廻を繰り返すしかないほむら。
そこに救済の手をさしのべたのがまどかであったという逆転が、心えぐるものがあります。


新編のタイトルは「叛逆」。

世界の因果律をまどかが変転させながらも、結局はエントロピーにより拡散する宇宙を存続させるために、魔法少女が倒れるまで戦い、世の憎しみの結集体である「魔獣」をエネルギーに変転させて供給する構図は何も変わりがない。

無限ループを乗り越えた後も魔獣と戦い続けるほむら。
でも彼女はもう一人ではない。
なぜならまどかが常に「そこ」にいてくれるから。

歯切れが悪いのですが、ループを断ち切りながらも、戦い続けるほむらというエンドも本作らしい結末だな、と思いましたが、やはりそこでは終わらない。

2013年公開の新作で、彼女らの「叛逆」が開始されます。

君がいてよかった。それは一番思うこと。

2012年 07月28日 08:42 (土)

青い花(7) (エフコミック) (Fx COMICS)青い花(7) (エフコミック) (Fx COMICS)
(2012/07/19)
志村貴子

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本日のコミック紹介は発売から少したってしまいましたが、『青い花』第7巻。

「マリみて」同様お嬢様女子校が舞台の人気百合作品ですが、暗に性的表現を混ぜたり男キャラがちょこちょこ出てきたり(でも結構重要な役回りだったりする)、数多くある百合作品でも異色の展開と美しさで読者を魅了する本作品。

中でも前前巻あたりから付き合いだした二人の主人公あーちゃんとふみちゃんがついに今回一線を越えてしまったり、一巻より登場し続けている井汲京子の過去における母親と許嫁・澤乃との関係(見る人によっては京子はもう百合じゃねぇとかいいそうですが)が明らかになったり、実に濃い内容の一冊でしたね。

ちなみに私は初期より京子ファンです。
学年を上げるに従って、最初は杉本に振られて泣いていた子が精神的に成長し、いまや藤ヶ谷女子校第二の杉本といわんばかりに後輩たちの憧れの的となるほど。
妖艶さがついてきた感じです。
澤乃がいようと、過去に関係があろうとなんのその。

それにしても主人公二人の関係はどうなるのか。
今にして思えばアニメ版OPは数年前ながらも、今回の展開を予感させるものであったとも言えますね。

20090706001712.jpg

キャーキャー

惚れず、求めず、踏み込まず

2012年 06月24日 19:06 (日)

22日会計士試験短答の合格発表ですが、当然のごとく落ちていましたわ。
全ては自分の実力不足にあるのですが、一言言わせてもらえばたかが一次試験で振るい分けるのに合格率4.2%は渋すぎるよ・・・。


はてさて、久々のコミック紹介

百合男子 2巻 (百合姫コミックス)百合男子 2巻 (百合姫コミックス)
(2012/06/18)
倉田 嘘

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百合男子(百合好きの男子)の苦悩(に見えるが、百合好き以外の人からはどーでもいい悩みにしか見えない)を描く異色のコミック百合男子2巻発売です。

私は基本的に初刊で紹介して、続巻については重ねて評論しない方針なので(最近コミック紹介が少なかったのは金銭的に新しい作品に手を出す余裕がなかったということもあります)2巻続けて紹介するのは・・・まあそういうことです。

で、肝心の内容。

前半で百合オンリーで知己を得た籠目から啓介は、「百合興味の根底にあるのはヘテロセクシャリズム」「百合とは虚構において愛でるものであり、現実において百合っぷる(百合カップル)に干渉しないこと、それが敬意であり最大の礼儀だ」との指摘を受け、反論の言葉を失う。さらに啓介を打ちのめしたのは「師匠」と慕った魚屋の百合おやじが実は妻子持ちだった事実。

この現実から一旦は百合を断ち切ろうとした啓介だったが、気づけば級友女子達のめまぐるしい人間関係に百合妄想を全開にせずにはいられない。後半部では籠目の指摘に対する回答はどこへやら、ついには師匠を「感動した」と言わしめる百合妄想を展開。

話の流れが啓介の超絶妄想であらぬ方向に飛んでしまった感じはありますが、本巻で一貫してあったテーマは百合男子として現実の自己の社会生活とどう向き合うかということ。籠目と魚屋のおやじは百合好きながら、実生活とは切り離して(百合は想像に止めよとの戒律の中で)生きていく存在であり、啓介は現実世界にも至高の百合を求め、ついには百合っぷる(と啓介が思っている女子達)に関わろうとする。

私もかつて、99%男しかいない寮と工場を往復していた会社員時代は啓介と同じスタンス(もはや百合原理主義といってもいいかもしれませんが)でしたが、シャバに出てこの一年、ある種男女比率のバランスを取り戻すにつれ籠目の思想にも共感できるところが出てきた感じがしますね。

だがそんな「ものわかりのよい」自分に時々嫌気が差し、かつての原理主義時代を懐かしく思うこともしばしば。そんなわだかまりは、かつて百合っぷるとして神美の対象としていた女性と結婚することになった魚屋のおやじももっているような節があり、だからこそ純粋な啓介に期待をしてしまう。

私も朝予備校に向かう途中、某女学院前で百合っぷる探しをしながらふと思うのですよ。
かつての私、お前なら何を思っただろうか、と。


共感できる百合好きには深刻な問いをつきつける書ですが、それ以外の人には完全ギャグ漫画。
百合を愛するとはどういうことか本質に迫ろうとする倉田先生3巻期待してますよ!
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