2009年 04月05日 02:50 (日)

決算中でこんなことしている場合じゃないんですが、倉敷巡礼に行ってきました。(日帰り強行軍で)
今回の題材はイノグレが昨年リリースした『殻ノ少女』に登場する倉敷の美術館、モデルになったのは大原美術館。
創立は戦前で作中の時代1950年代にはしっかり存在しています。
美術館は倉敷観光の中心、美観地区に入ってすぐのところです。



古い町屋の中に一見ミスマッチともいえる荘重な造りですが、そこがまたいい。
大原美術館は実業家・大原氏が画家児島氏に依頼して戦前欧州にて収集した絵画を中心に展示しており、「~派展覧会」のような明確なテーマがあるわけではなく、児島氏の目に留まり運よく購入できたものだけを展示しているわけですが、極めて個性的で鮮烈な印象を受けました。
考えてみれば、自館所蔵品だけで展覧会ができる美術館が日本にはどれだけあるのだろう?
これを見に東京からはるばる倉敷に来た冬子の心情がわかるよ、うん。(他の目的もあったっけ?)
午前中一杯かけて本館、別館、児島虎次郎記念館と見た後は近辺をぶらぶらと。
あいにくの雨模様で写真が撮りづらかったのですが、かえって面白いものがとれました。
雨に煙る街も悪くない。




なんと証券会社。







私の心境そのまま駆け足になりましたが、半日でまわれる小ぶりな町並みが倉敷のよいところかと。
泊りがけなら瀬戸大橋まで行きたかったところです。
さて明日からまた決算か・・・