10月 « 2017年11月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 12月

スポンサーサイト

--年 --月--日 --:-- (--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

有頂天家族探訪記・京の歳時記

2014年 01月08日 23:37 (水)

b_uchoten_p_top5kai.jpg

「・・・・・・それじゃあ、あなたは何を願うの?矢三郎」
 境内の喧噪が遠のいた。
 はて。
 私は思案した。
 しかし、とくに願いはないのだ。
 昨年も色々なことがあったが、とりあえずみんな生きており、とりあえず楽しくやってきた。今年も色々なことがあるだろうが、とりあえずみんなが生きており、とりあえず楽しければよいのだろう。我々は狸である。狸は如何に生べきか、と問われれば、つねに私は答えるー面白く生きるほかに、何もすべきことはない。
 洛中をうごうごする狸たちよ、一切の高望みを捨てよ。

(幻冬舎文庫 森見登美彦『有頂天家族』P416より)


有頂天家族探訪記①
有頂天家族探訪記②
有頂天家族探訪記③
有頂天家族探訪記④
有頂天家族探訪記⑤
有頂天家族探訪記⑥
有頂天家族探訪記⑦
有頂天家族探訪記⑧
有頂天家族探訪記⑨
有頂天家族探訪記⑩
有頂天家族探訪記⑪

今回は番外編。「有頂天家族探訪記・京の歳時記」と題しまして、本編記事執筆時に織り込めなかった京都の四季折々の情景を紹介していきたいと思います。本記事を通して「有頂天家族」の再現度の高さと映像美(今回の検証でPAスタッフがそれぞれの催事についても緻密な取材を行っていたことが明らかとなりました)、また下鴨神社初詣など、普段京都地元民以外は目にすることの少ない情景も楽しんでいただければと思います。
なお、今回の記事を執筆するにあたり、舞台探訪関係でお世話になっているエンドスさん(@los_endos_)から多くの写真を提供していただきました。この場をかりて厚く御礼申し上げたいと思います。



〜五山送り火〜
五山送り火は毎年8月16日。20時東山如意ヶ嶽の「東の大」より開始、松ヶ崎西山「妙」東山「法」、西賀茂船山の「船」、大北山「西の大」、曼荼羅山の「鳥居」と順番に点火され、およそ40〜50分程(東の大文字は20分程で鎮火してしまうので、5つ同時点火される時間帯はあるかないかだと思いますが)。夏の終わりの風物詩です。

b_uchoten_c_1401.png b_uchoten_p_1401.jpeg
第四話:東大文字(出町橋西詰めより)(提供:エンドスさん)
東大文字見物のベストポイントとなるため、点火される20時前後はほとんど身動きがとれない状態で、見物客は感嘆の声をもらしながら思い思いに撮影。

b_uchoten_c_1402.png b_uchoten_p_1402.jpeg
第四話:東大文字
立ち上がる煙までよく再現されてますね。

b_uchoten_c_1403.png b_uchoten_p_1403.jpg
第四話:出町橋東詰め(提供:エンドスさん)
点火されている時間は賞味20分程。エンドスさんがどうやってさきほどの撮影位置から迅速に移動できたのか気になります(笑)。

b_uchoten_c_1404.png b_uchoten_p_1404.jpeg
第四話:東大文字(出町橋西詰めより)(提供:エンドスさん)
最初の写真が出町橋西詰め南側ですが、こちらのカットは北側となります。

b_uchoten_c_1405.png b_uchoten_p_1405.jpeg
第四話:出町橋西詰(提供:エンドスさん)
撮影時間帯は点火の1時間程前でしょうか?まだそれほど混雑していません。


〜嵐山の紅葉〜
京都市内屈指の紅葉見物の名所・嵐山です。9月の水害により渡月橋周辺は甚大な水害を受けましたが、地元関係者の方の尽力により早期に復旧。渡月橋周辺の食事処、土産屋も紅葉シーズンは例年どおり営業できる運びとなり、今年も多くの人で賑わいました。

b_uchoten_c_1406.png b_uchoten_p_1406.jpeg
第七話:嵐山・渡月橋

b_uchoten_c_1407.png b_uchoten_p_1407.jpeg
第七話:嵐山・渡月橋
影の向きからもわかるとおり、本カットは早朝日の出の時間となります。撮影したのも11月末の早朝でした。

b_uchoten_c_1408.png b_uchoten_p_1408.jpeg
第七話:嵐山・渡月橋

b_uchoten_c_1409.png b_uchoten_p_1409.jpeg
第七話:嵐山・渡月橋
朝焼けに染まり、多少は赤みが増しているはずですが背景美術の色鮮やかさにはかないませんね…。


〜寺町商店街・クリスマスイルミネーション〜
本作で幾度となく登場する寺町商店街ですが、四季折々にあわせてアーケードの装飾が変わります。12月に入ってクリスマスイルミネーションとなりましたが、25日の深夜に確認したところもう謹賀新年に変わっていました。

b_uchoten_c_1410.png b_uchoten_p_1411.jpeg
第九話:寺町商店街

b_uchoten_c_1411.png b_uchoten_p_1410.jpeg
第九話:寺町商店街


〜下鴨神社・初詣〜
物語の終盤を締めくくった初詣。原作では八坂神社という設定が、アニメでは下鴨神社に変更されている点は記事本編でも指摘しました。しかしながら、下鴨神社に住う下鴨一家は勿論のこと、その周辺に住居がある赤玉先生、淀川教授(京大教授なので多分この辺でしょう)などが訪れている点を考慮するとむしろアニメの方が自然です。初詣と言えば平安神宮、八坂神社、伏見稲荷大社などがメジャーなところですが、京都市内在住の方曰く「あんな人のごった返すところなどいかん。近所の神社で十分」とか(笑)。

b_uchoten_c_1412_20140109021630f9a.jpg b_uchoten_p_1412.jpg
第十三話:下鴨神社・鳥居(提供:エンドスさん)
鳥居の飾りつけは勿論正月だけ。

b_uchoten_c_1413.png b_uchoten_p_1413.jpeg
第十三話:下鴨神社・楼門前(提供:エンドスさん)
ロケハンが行われたであろう2012年の初詣でも同様のものが確認されましたが、毎年焚火をしているようです。

b_uchoten_c_1414.png b_uchoten_p_1414.jpeg
第十三話:下鴨神社・楼門前(提供:エンドスさん)

b_uchoten_c_1415.png b_uchoten_p_1415.jpeg
第十三話:下鴨神社・楼門前(提供:エンドスさん)

b_uchoten_c_1416.png b_uchoten_p_1416.jpeg
第十三話:下鴨神社・舞殿(提供:エンドスさん)
おみくじ処の位置までピッタリです。

b_uchoten_c_1417.png b_uchoten_p_1417.jpeg
第十三話:下鴨神社・言社(提供:エンドスさん)
本殿前の七つの社に干支をお守りする神様が祭られています。

b_uchoten_c_1418.png b_uchoten_p_1418.jpeg

第十三話:下鴨神社・本殿(提供:エンドスさん)
賽銭箱などの本殿は記事本編で紹介した動画から確認できなかったので、再現度はいかほどかと思いましたが、これまたピッタリ。

b_uchoten_c_1419.png b_uchoten_p_1419.jpeg
第十三話:下鴨神社・本殿(提供:エンドスさん)

b_uchoten_c_1420.png b_uchoten_p_1420.jpeg
第十三話:下鴨神社・本殿(提供:エンドスさん)
本カット、色々な意味で最も撮影し辛いカットだったと思います。エンドスさんに感謝。


「有頂天家族・京の歳時記」いかがでしたでしょうか?記事本編を執筆時より、四季に合わせたカットも是非回収したいと思っていましたが、多くの方のご協力、励ましをいただいてこのような形で記事をリリースすることができました。
自画自賛になりアレですが、自分なりにP.A.WORKSの熱い情熱に応えられる探訪記事を執筆できたと満足しております。これにてアニメ・有頂天家族探訪記は完結となりますが、自分の中では終わりません。原作第二部の発刊も予定されていますし、何より本作を通じて交流いただいた方、登場する店の方との関係は途切れることなく続いていくことでしょう。
「朱硝子」こと「バーノスタルジア」でスタッフと有頂天家族の話をしている奴がいたら多分私です。気軽に声をおかけください(笑)。


我ら一族とその仲間たちに、ほどほどの栄光あれ。

(幻冬舎文庫 森見登美彦『有頂天家族』P417より)

*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「有頂天家族」製作委員会にあります、ので。
スポンサーサイト

有頂天家族探訪記⑪

2013年 10月01日 12:05 (火)

uchoten_top4.jpg

 桓武天皇が王城の地をさだめてより千二百年。(中略)
 人間は街に暮らし、狸は地を這い、天狗は天空を飛行する。
 平安遷都この方続く、人間と狸と天狗の三つ巴。
 それがこの街の大きな車輪を廻している。(中略)
 廻る車輪を眺めているのが、どんなことより面白い。
 私はいわゆる狸であるが、ただ一介の狸であることを潔しとせず、天狗に遠く憧れて、人間をまねるのも大好きだ。
 したがって我が日常は目まぐるしく、退屈しているひまがない。


(幻冬舎文庫 森見登美彦『有頂天家族』P7-10より)

ついに最終回第13話「有頂天家族」の放映を迎えました。
仙酔楼で襖ひとつを隔てて、相見えるか人間と狸と天狗の三つ巴。

有頂天家族探訪記①
有頂天家族探訪記②
有頂天家族探訪記③
有頂天家族探訪記④
有頂天家族探訪記⑤
有頂天家族探訪記⑥
有頂天家族探訪記⑦
有頂天家族探訪記⑧
有頂天家族探訪記⑨
有頂天家族探訪記⑩

今回新出の場所はありませんでしたが、終盤で大きな原作の「改変」がありました。
その点に関する検証(というほどのものにもなりませんでしたが)と、編集後記的なもので結びとして、まずはいつも通りストーリー順にカットを紹介していきましょう。

b_uchoten_c_1301.png b_uchoten_p_1301.jpeg
第十三話:南座前
南座隣のビルの最上階から撮影したカットのようですね。

b_uchoten_c_1302.png b_uchoten_p_1302.jpeg
第十三話:四条大橋

b_uchoten_c_1303.png b_uchoten_p_1303.jpeg
第十三話:先斗町

b_uchoten_c_1304.png b_uchoten_p_1304.jpeg
第十三話:四条木屋町

b_uchoten_c_1305.png b_uchoten_p_1305.jpeg
第十三話:四条木屋町下る

b_uchoten_c_1306.png b_uchoten_p_1306.jpeg
第十三話:鳥彌三

b_uchoten_c_1307.png b_uchoten_p_1307.jpeg
第十三話:鳥彌三

b_uchoten_c_1308.png b_uchoten_p_1308.jpeg
第十三話:鳥彌三

b_uchoten_c_1309.png b_uchoten_p_1309.jpeg
第十三話:鳥彌三前

b_uchoten_c_1310.png b_uchoten_p_1310.jpeg
第十三話:鳥彌三
赤玉先生の「天狗風」により見事破壊された仙酔楼。
鳥彌三の北、鴨川に架かる団栗橋より撮影したカットになります。

b_uchoten_c_1311.png b_uchoten_p_1313.jpeg
第十三話:四条木屋町下る
赤玉先生に追われる淀川教授は鳥彌三を脱出し、四条通りに向け逃走。

b_uchoten_c_1312.png b_uchoten_p_1312.jpeg
第十三話:四条木屋町

b_uchoten_c_1313.png b_uchoten_p_1311.jpeg
第十三話:四条木屋町下る

b_uchoten_c_1314.png b_uchoten_p_1314.jpeg
第十三話:四条木屋町下る
酔いと怒りで我を忘れる赤玉先生。ターミネーターや八墓村のシーンを彷彿とさせますw

b_uchoten_c_1315.png b_uchoten_p_1315.jpeg
第十三話:四条木屋町

b_uchoten_c_1316.png b_uchoten_p_1316.jpeg
第十三話:京都マルイ前
淀川教授は四条木屋町から河原町通方面へと逃走。

b_uchoten_c_1317.png b_uchoten_p_1317.jpeg
第十三話:京都マルイ前

b_uchoten_c_1318.png b_uchoten_p_1318.jpeg
第十三話:四条河原町付近
淀川教授はどうやら四条通を烏丸方面へと脱出し、そのまま逃げおおせたようですね。

b_uchoten_c_1319.png b_uchoten_p_1319.jpeg
第十三話:四条河原町付近
背景は適当に、まあこの辺か、というところです。

b_uchoten_c_1320.png b_uchoten_p_1320.jpeg
第十三話:四条河原町付近

b_uchoten_c_1321.png b_uchoten_p_1321.jpeg
第十三話:四条寺町付近

b_uchoten_c_1322.png b_uchoten_p_1322.jpeg
第十三話:四条寺町付近

b_uchoten_c_1323.png b_uchoten_p_1323.jpeg
第十三話:四条寺町
四条通大惨事ww

b_uchoten_c_1324.jpg b_uchoten_p_1324.jpeg
第十三話:四条御幸町

b_uchoten_c_1325.png b_uchoten_p_1325.jpeg
第十三話:四条御幸町

b_uchoten_c_1326.png b_uchoten_p_1326.jpeg
第十三話:四条御幸町
いとも簡単に弁天に懐柔される赤玉先生はともかくとして、弁天の心の振れ幅というか気まぐれさは、本当にわかりませんです、はい。

b_uchoten_c_1327.png b_uchoten_p_1327.jpeg
第十三話:四条御幸町

b_uchoten_c_1328.png b_uchoten_p_1328.jpeg
第十三話:四条御幸町

b_uchoten_c_1329.png b_uchoten_p_1329.jpeg
第十三話:四条御幸町

b_uchoten_c_1330.png b_uchoten_p_1330.jpeg
第十三話:四条御幸町

b_uchoten_c_1331.png b_uchoten_p_1331.jpeg
第十三話:四条御幸町

b_uchoten_c_1332.png b_uchoten_p_1332.jpeg
第十三話:四条御幸町

b_uchoten_c_1333.png b_uchoten_p_1333.jpeg
第十三話:四条御幸町

b_uchoten_c_1334.png b_uchoten_p_1334.jpeg
第十三話:四条御幸町
父総一郎が狸鍋となる原因を作った自責の念から蛙となり、珍皇寺から出ることもなく、長年母と会うことも言葉も交わすことのなかった矢二郎。しばらくの沈黙の後、先に声をかけたのは母であり、それから矢二郎の感情が堰をきったように溢れ出します。製作スタッフも最も神経を使った場面というだけあって、電話越しの全ての「間」に親子の愛情が感じられるシーンですね。

b_uchoten_c_1335.png b_uchoten_p_1335.jpeg
第十三話:四条御幸町

b_uchoten_c_1336.png b_uchoten_p_1336.jpeg
第十三話:四条御幸町
一件落着の腹鼓のシーン。道路上から撮影するわけにもいかないので四条通の反対側より撮影。

b_uchoten_c_1337.jpg b_uchoten_p_1337.jpeg
第十三話:下鴨神社南口鳥居
原作をお読みの方は恐らく「あっ」と思ったでしょう。
アニメでは初詣シーンが下鴨神社となっていますが、原作小説では八坂神社となっています。
このラストでの大きな「改変」については後ほど検証したいと思います。

b_uchoten_c_1338.png b_uchoten_p_1338.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前
左端に見えるのはさざれ石です。

b_uchoten_c_1340.png b_uchoten_p_1340.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1341.png b_uchoten_p_1341.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1342.png b_uchoten_p_1342.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1343.png b_uchoten_p_1343.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1344.png b_uchoten_p_1344.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1345.png b_uchoten_p_1345.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1346.png b_uchoten_p_1346.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前
弟子の下鴨兄弟一人一人に説教を垂れる赤玉先生。
原作小説をお読みの方はここでも「?」だったかと思います。
主人公矢三郎だけに説教がありませんね…

b_uchoten_c_1347.png b_uchoten_p_1347.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1348.png b_uchoten_p_1348.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1349.png b_uchoten_p_1349.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1350.png b_uchoten_p_1350.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1351.png b_uchoten_p_1351.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1352.png b_uchoten_p_1352.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1353.png b_uchoten_p_1353.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前

b_uchoten_c_1354.png b_uchoten_p_1354.jpeg
第十三話:下鴨神社楼門前
原作どおり「矢三郎の前には」終止海星は姿を現さなかったわけで。

b_uchoten_c_1355.png b_uchoten_p_1355.jpeg
第十三話:下鴨神社舞殿

b_uchoten_c_1356.png b_uchoten_p_1356.jpeg
第十三話:下鴨神社言社
本殿前の七つの社に干支をお守りする神様が祭られています。

b_uchoten_c_1357.png b_uchoten_p_1357.jpeg
第十三話:下鴨神社舞殿

b_uchoten_c_1358.png b_uchoten_p_1358.jpeg
第十三話:下鴨神社本殿

b_uchoten_c_1359.png b_uchoten_p_1359.jpeg
第十三話:下鴨神社本殿

b_uchoten_c_1360.png b_uchoten_p_1360.jpeg
第十三話:下鴨神社本殿

b_uchoten_c_1361.png b_uchoten_p_1361.jpeg
第十三話:下鴨神社南口鳥居

b_uchoten_c_1362.png b_uchoten_p_1362.jpeg
第十三話ED:出町橋
最終回のEDということで、原作の後日談的な映像が流れますが、これは有頂天家族公式読本に収録されている森見氏書き下ろしの「冬の女神と毛玉たち」がベースとなっています。

b_uchoten_c_1363.png b_uchoten_p_1363.jpeg
第十三話ED:出町橋
鴨川デルタより撮影しています。

b_uchoten_c_1364.png b_uchoten_p_1364.jpeg
第十三話ED:出町橋

b_uchoten_c_1365.png b_uchoten_p_1365.jpeg
第十三話ED:鴨川デルタ
出町橋から撮影しましたが、階段の角度からいって鴨川の西岸から望遠で撮影するのが正解のようです。

b_uchoten_c_1366.png b_uchoten_p_1366.jpeg
第十三話ED:出町橋

b_uchoten_c_1367.png b_uchoten_p_1367.jpeg
第十三話ED:鴨川デルタ

b_uchoten_c_1368.png b_uchoten_p_1368.jpeg
第十三話ED:出町橋
橋から河川敷まで5、6mあると思うので、飛び降りるのはかなり無茶です…

b_uchoten_c_1369.png b_uchoten_p_1369.jpeg
第十三話ED:出町橋

b_uchoten_c_1370.png b_uchoten_p_1370.jpeg
第十三話ED:鴨川デルタ
ラストのラストを飾る朝焼けのシーンですが、先日の水害のため土砂で水流が変わってしまっています。
一日も早く美しい鴨川デルタの風景が戻るよう、京都市にはお願いしたいですね。


さて、カット紹介は以上ですが、今回最大の謎(と思っているのは私だけかもしれませんが)「なぜ初詣神社を八坂神社から下鴨神社に変えたのか」という点について少し考えてみましょう。
まずとっさに思いついたのは取材のコスト上の問題か?ということですが、アニメでは下鴨神社の初詣の様子が忠実に再現されており、わざわざ初詣のシーンを作成するために綿密な取材が行われたことは下記リンクの動画から明らかです。

初詣2012年 元日の賑々しい下鴨神社へ(You Tube)

楼門前の焚火、テント、ガラス張りになった本殿と賽銭箱など、全てが忠実に再現されています。つまり製作陣がなんらかのメッセージ・意図をもって下鴨神社を登場させたものと考えられます。

しかしながら、ガイドブックや公式Twitter、公式ブログ等を参照したのですが、この点については全く触れられてはおりません。素直に考えれば「家族愛」が重要なテーマとなっている本作品、それを強調するための舞台だったいうことになるでしょう。あれこれと難しく考えましたが、とどのつまるところそれ以上の結論が出そうにもありません。また違った解釈があれば、それは視聴者・読者の皆様の想像にお任せしたいと思います。(話を広げておいてなんという投げっぷり!)



【編集後記的なもの】

6月のPV放映時より、3ヶ月半にわたって「有頂天家族」を追いかけてきましたが、最後までお読み頂きまして本当にありがとうございます。有頂天家族探訪記を通じて、Twitter上やブログのコメントと通して多くの方に反応いただいたのは私にとって記憶に残る出来事でした。感謝の念に耐えません。
また、本記事を通じて「京都の魅力を発信できれば」と思いながら、気がつけば京都という町に惹き付けられている自分がいました。私はもう、多分京都に恋してしまったんだと思います。
美麗おしとやかで雅な風景を織り交ぜながら、桝形商店街や「コーポ桝形」のようにどこか雑然としたところもあり、かと思えばBONBON CAFEや蔦屋のようにこ洒落た店が隠れている。それを背景として繰り広げられる喜怒哀楽ドタバタの日常。森見氏の作品は、氏とほぼ同時代に学生期を京都で過ごした私にとって、その時分当たり前過ぎて気づかず通り過ごした時間を、映像と物語をもって眼前に再現してくれました。本作品も京都の一面だけを切り取った作品であることは違いありません。京都という町のもつ多面性、そこに住う150万の人々の生活があります。
しかし、本作品が単なる観光名所巡り以上に「ディープ京都」への入り口であることは確かです。「有頂天家族」を通じて京都を「識る」。いかがでしょう?


より大きな地図で 有頂天家族 舞台探訪/聖地巡礼マップ を表示

*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「有頂天家族」製作委員会にあります、ので。

有頂天家族探訪記⑩

2013年 09月25日 19:35 (水)

uchoten_top3.jpg


「父上の最後の言葉はそれだったよ。父上はあの夜、俺にそう言ったのだ。あれだけ長い間、井戸の底に籠もっていて思い出せなかったことだが、今の今、ようやく思い出した」
 次兄の全身で阿呆の血が沸き返るのが分かった。心臓の鼓動を聞く思いがした。
「面白きことは良きことなり!」
 高らかな次兄の宣言に、私と弟も唱和した。


(幻冬舎文庫 森見登美彦『有頂天家族』P365より)

「面白きことは良きことなり」
この言葉のもと下鴨家兄弟、そして亡き父の心は一体と化した瞬間である。

有頂天家族探訪記①
有頂天家族探訪記②
有頂天家族探訪記③
有頂天家族探訪記④
有頂天家族探訪記⑤
有頂天家族探訪記⑥
有頂天家族探訪記⑦
有頂天家族探訪記⑧
有頂天家族探訪記⑨

いよいよ本作最大の見せ場、第十二話「偽叡山電車」でございます。息をもつかせぬ原作小説の描写。それを再現するP.A.WORKSの「本気」がここに集約されたと言っても過言ではない素晴らしい出来だったと思います。
今回は偽叡電の驀進ルートを原作小説の描写とともに辿り、原作未読の方にも原作小説の面白さ、見事映像化したP.A.WORKSの「仕事」を堪能いただきたいと思います。
以下、記事で斜体青字で記載してあるのは原作よりの引用文章になります。
では!

b_uchoten_c_1201.png b_uchoten_p_1201.jpeg
第十二話:夷川発電所
「はたして次兄は役立たずであろうか。
はたして自分はひとりぼっちであろうか。
はたして希望は絶えたであろうか。
弟は偽電気ブランの小瓶を握りしめて身を翻し、一路、珍皇寺を目指して駆けた。」(P357)



b_uchoten_c_1202.png b_uchoten_p_1202.jpeg
第十二話:八坂通り東大路西入る
六道珍皇寺の正門のある松原通かと思ったら一本北の八坂通でした。

b_uchoten_c_1203.png b_uchoten_p_1203.jpeg
第十二話:六道珍皇寺
「なにゆえ弟がそのとき、井の中の蛙の手を借りるという誰も想像がつかなかった奇手を思いついたか、それこそ、どん詰まりのやけっぱちの苦し紛れの地平に至って初めて手にした一世一代の天啓であった。」(P357)

そして矢四郎は井戸の中の矢二郎の口になみなみ偽電気ブランを注ぎます。

b_uchoten_c_1204.png b_uchoten_p_1204.jpeg
第十二話:六道珍皇寺
 「父が冥途へ発って以来、たえて聞いたことのない朗らかな次兄の声が井戸の底から響いた。
「捲土重来!」」(P358)


b_uchoten_c_1205.png b_uchoten_p_1205.jpeg
第十二話:六道珍皇寺

b_uchoten_c_1206.png b_uchoten_p_1206.jpeg
第十二話:司津屋
 「どーんと大きく偽蕎麦屋が揺れたと思うと、どこやらへ運ばれて行くような感じがした。」(P360)

b_uchoten_c_1207.png b_uchoten_p_1207.jpeg
第十二話:寺町今出川
 「電車は寺町通を疾走しているらしい。金閣と銀閣が車窓へ顔を押し付けて、「どうなってんの」と口々に言った。」(P361)

b_uchoten_c_1208.png b_uchoten_p_1208.jpeg
第十二話:京極小学校付近

b_uchoten_c_1209.png b_uchoten_p_1209.jpeg
第十二話:京極小学校付近

b_uchoten_c_1210.png b_uchoten_p_1210.jpeg
第十二話:京極小学校

b_uchoten_c_1211.png b_uchoten_p_1211.jpeg
第十二話:京極小学校付近
 「偽叡電は京都御苑の森のかたわらを南へ駆け抜けてゆく。」(P362)

b_uchoten_c_1212.png b_uchoten_p_1212.jpeg
第十二話:京都市資料館前
 「次兄は疾風怒濤と言うべき快速で寺町通を押し通った。
 葉を落とした並木が、次兄の通り過ぎる風に煽られて揺れている。」(P363)

実はこのシーンには矛盾があり、南下しているはずの偽叡山電車が、この構図では北上していることになっているんですよね…。
改めて視聴したところ、偽叡山電車は南進しておりました…謹んで訂正致します。(9月30日)

b_uchoten_c_1213.png b_uchoten_p_1213kai.jpg
第十二話:寺町丸太町
「北から驀進してくる叡山電車に仰天した自動車が大慌てで道を譲り、仰天した人間たちが軒下へ転げこむ。」(P363-364)

b_uchoten_c_1214.png b_uchoten_p_1214.jpeg
第十二話:寺町二条
 「二条を越えるところで寺町通の道幅が狭くなる。角の雑居ビルへ突っこみそうになるのを辛うじてかわし、偽叡山電車は身を細めるようにしてさらに南へひた走る。」(P365)

b_uchoten_c_1215.png b_uchoten_p_1215.jpeg
第十二話:寺町二条付近
向かいにフラワーショップがあり、二階からぴったりのカットが撮影できるかと思います。外見では窓枠の形も一致していました。

b_uchoten_c_1216.png b_uchoten_p_1216.jpeg
第十二話:寺町御池
「車両の先頭に立って見やると、京都市庁舎の植えこみの脇をぬけ、広い御池通を渡った先に、夕闇に燦然と白く輝いて異世界へ通じるトンネルのように見える寺町通アーケードが迫ってくる。」(P365-366)

b_uchoten_c_1217.png b_uchoten_p_1217.jpeg
第十二話:寺町御池
実は矢二郎の回想シーン、原作では二条通の手前ですが、アニメでは御池通の手前となっています。ここはアニメの演出が正解だったかな、と私は考えます。

b_uchoten_c_1218.png b_uchoten_p_1218.jpeg
第十二話:寺町御池
 「信号機が青なのを良いことに、次兄はそのまま速度を緩めずに御池通を渡り、寺町通アーケードへ突っこんでしまった。」(P366)

b_uchoten_c_1219.png b_uchoten_p_1219.jpeg
第十二話:寺町商店街・鳩居堂前
「周囲が急に目映い光に包まれた。」(P366)

b_uchoten_c_1220.png b_uchoten_p_1220.jpeg
b_uchoten_c_1220-5kai.png
第十二話:寺町商店街・鳩居堂付近
 「次兄は本能寺の門前を駆け抜け、違法駐輪の自転車を撥ね飛ばし、洋服店の前に置かれた売り物のワンピースを吹き飛ばし、古書店の軒先に積まれたおびただしい美術書をはためかせた。」(P366)

b_uchoten_c_1221.png b_uchoten_p_1221.jpeg
第十二話:寺町商店街・鳩居堂
「あまりの速さに強い風が次兄の背後で生まれるらしい、「鳩居堂」から吸い出された美しい扇や便箋がアーケードの中を吹き上げられて舞っているのが見えた。」(P366)

b_uchoten_c_1222.png b_uchoten_p_1222.jpeg
第十二話:寺町商店街・三条通
 「寺町三条にさしかかったが、到底方向を変えられない。それどころか、まっすぐであるべき寺町通が右へわずかにずれている。(中略)「自転車は降りて押して下さい」の看板を撥ねてしまい、飛んだ看板がファーストフードショップの窓を木っ端みじんにした。」(P366-367)

b_uchoten_c_1223.png b_uchoten_p_1223.jpeg
第十二話:寺町商店街・三条通

b_uchoten_c_1224.png b_uchoten_p_1224.jpeg
第十二話:寺町商店街・三条通
「三条寺町交番と「かに道楽」の間をすり抜けながら、次兄は泡を喰って右へ曲がる。」(P367)

b_uchoten_c_1225.png b_uchoten_p_1225.jpeg
第十二話:寺町商店街・三条通

b_uchoten_c_1226.png b_uchoten_p_1226.jpeg
第十二話:寺町商店街・三嶋亭前
「「ああ悪いことをした」と次兄は呻きながら「三嶋亭」の軒燈をかすめて切り抜け、なおも寺町通を南進した。」(P367)

b_uchoten_c_1227kai.png b_uchoten_p_1227.jpeg
第十二話:寺町商店街・錦天満宮前
 「そのまま我々は四条を目指して走ったが、妙なことに四条通へなかなか出ない。さらに妙なことに、三条から四条までまっすぐに南北を貫いているはずの寺町通が、かすかに蛇行しているように思われる。」(P367)

b_uchoten_c_1228kai.png b_uchoten_p_1228.jpeg
第十二話:寺町商店街・錦天満宮
「本格的に妙だと気づいたのは、橙色に輝く提灯で埋め尽くされた錦天満宮を二度目に見たときである。錦天満宮は二つもない。」(P367)
錦天満宮の鳥居は確認できますが、なに、この「ミロのヴィーナスみたいなオブジェ・・・?」

b_uchoten_c_1229.png b_uchoten_p_1229.jpeg
第十二話:寺町商店街・四条通入り口
 「街の上空を鴨川へ向かって延びた偽寺町通は、ついに途切れた。」(P370)

b_uchoten_c_1230.png b_uchoten_p_1230.jpeg
第十二話:鴨川・四条大橋付近
 「偽叡山電車が勢いそのままに飛び出した。車窓から見ると、光り輝く白いトンネルが寺町三条のあたりから立ち上がり、うねくるチューブのように、寺町・新京極・河原町・先斗町の夜景を飛び越えて、鴨川まで延びている。」(P370)

b_uchoten_c_1231.png b_uchoten_p_1231.jpeg
第十二話:鴨川・四条大橋付近

b_uchoten_c_1232.png b_uchoten_p_1232.jpeg
第十二話:鴨川・四条大橋付近
「それこそ、あの「弁天の奥座敷」の飛行を司る中央制御装置、空飛ぶ茶釜エンジンであった。弟が座席の下に隠してあった赤玉ポートワインをなみなみ注ぐや否や、次兄は「空飛ぶ叡山電車しかも偽物」というもはや何のことだか分からない物体に変貌した。」(P370)

b_uchoten_c_1231-5.png b_uchoten_p_1231-5.jpeg
第十二話:鴨川・四条大橋付近

b_uchoten_c_1233.png b_uchoten_p_1233.jpeg
第十二話:鴨川・四条大橋付近
「弟は赤玉ポートワインを茶釜エンジンへ注ぎ、次兄はぐるりと身体を廻した。京料理「千歳屋」へ狙いをさだめた。」(P372)

b_uchoten_c_1234.png b_uchoten_p_1234.jpeg
第十二話:もみ葉
「私は窓を開いて少しだけ扇いでみたが、それでもまだ強かったらしい。鴨川の上を漂っていた偽叡山電車は千歳屋へ近づいていったが、勢いがつきすぎた。あれよあれよという間に座敷の硝子戸が近づいてきて、空飛ぶ偽叡山電車は勢いをゆるめずにそれを突き破ったのである。」(P372-373)
アニメのほうが勢いがありすぎて、このシーン思いっきり笑いましたw

b_uchoten_c_1235.png b_uchoten_p_1235.jpeg
第十二話:もみ葉
 「千歳屋の二階座敷は崩壊した。」(P373)

b_uchoten_c_1236.png b_uchoten_p_1236.jpeg
第十二話:もみ葉
 「ぬうっと伸びた影はその老人のものである。かたわらには弁天が微笑んでチョコナンと座っている。淀川教授を含むほかの面々は先ほどの衝撃がさめやらぬまま、座敷の隅でこちらへ尻を向けて頭を抱えているのに、弁天とその老人は座敷の真ん中に膝を揃えて泰然自若としている。」(P376-377)

b_uchoten_c_1237.png b_uchoten_p_1237.jpeg
第十二話:木屋町四条下る
崩壊した千歳屋から「金曜倶楽部」の宴席は「偽右衛門選挙」が行われている「仙酔楼」へ。

b_uchoten_c_1240.png b_uchoten_p_1240.jpeg
第十二話:木屋町四条下る

b_uchoten_c_1238.png b_uchoten_p_1238.jpeg
第十二話:鳥彌三

b_uchoten_c_1239.png b_uchoten_p_1239.jpeg
第十二話:鳥彌三
「仙酔楼」のモデルとなっているのは料亭・鳥彌三です。こちらはEDクレジットでも表記されているとおり、協力店となります。

と、いうわけで、アニメ・実写背景・原作文章を比較し本作品の魅力をトータルに知っていただきたいと思い、今回はいつもとは記事の形式を変えてみましたがいかがだったでしょうか?
今回このような形式を採用しようと思ったのは、他でもない先述のとおりアニメにおける偽叡山電車の描写に感動したからでありました。
また、この記事をとおして原作未読の方にも、原作を読もうという動機付けとなるのであれば、これほど嬉しいことはありません。

次回、いよいよ最終回!


より大きな地図で 有頂天家族 舞台探訪/聖地巡礼マップ を表示

*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「有頂天家族」製作委員会にあります、ので。

有頂天家族探訪記⑨

2013年 09月19日 20:27 (木)

uchoten_top3.jpg

 電話の相手は「捲土重来」と一言だけ言った。
 時を同じくして、背後から「捲土重来」という声が聞こえた。私は愕然として振り返った。いつの間にか便所から出てきた教授が細長い蕎麦屋の奥に立ち、弟の携帯電話を握っている。教授は私に向かって不気味なウインクをしてみせ、にんまりと笑った。


(幻冬舎文庫 森見登美彦『有頂天家族』P331-32より)

金閣が「捲土重来」につづけて「けれどちょうだい?」と言ったように聞こえましたが、アニメの創作ですね…

有頂天家族探訪記①
有頂天家族探訪記②
有頂天家族探訪記③
有頂天家族探訪記④
有頂天家族探訪記⑤
有頂天家族探訪記⑥
有頂天家族探訪記⑦
有頂天家族探訪記⑧


さて、父・総一郎を失って以来の最大の危機を迎える下鴨家ですが、時同じくして舞台となった京都も現実に危機に見舞われていました。台風18号です。深夜から明け方にかけて未曾有の豪雨となり、右京区、伏見区に甚大な被害をもたらしました。「有頂天家族」でも度々登場する嵐山・渡月橋の模様は全国放送でご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、被害に遭われた地域の一刻も早い復興を願うばかりです。

b_uchoten_c_1101.png b_uchoten_p_1101.jpeg
第十一話:鴨川デルタ
*以下写真は木曜日に撮影したものですが、土・日の水害の影響がまだ残り、飛び石が半分以上水没状態でした。キャプ画とは一部異なる部分もありますが、後日撮影し直したいと思います。

b_uchoten_c_1102.png b_uchoten_p_1102.jpeg
第十一話:鴨川デルタ

b_uchoten_c_1103.png b_uchoten_p_1103.jpeg
第十一話:鴨川デルタ

b_uchoten_c_1104.png b_uchoten_p_1104.jpeg
第十一話:鴨川デルタ

b_uchoten_c_1105.png b_uchoten_p_1105.jpeg
第十一話:鴨川デルタ

b_uchoten_c_1106.png b_uchoten_p_1106.jpeg
第十一話:鴨川デルタ

b_uchoten_c_1107.png b_uchoten_p_1107.jpeg
第十一話:鴨川デルタ
*上記の通り、飛び石が水没していました。

b_uchoten_c_1108.png b_uchoten_p_1108.jpeg
第十一話:鴨川デルタ
*こちらのカットも飛び石から撮影できませんでした。

b_uchoten_c_1109.png b_uchoten_p_1109.jpeg
第十一話:鴨川デルタ

b_uchoten_c_1110.png b_uchoten_p_1110.jpeg
第十一話:鴨川デルタ

b_uchoten_c_1111.png b_uchoten_p_1111.jpeg
第十一話:鴨川デルタ

b_uchoten_c_1112.png b_uchoten_p_1112.jpeg
第十一話:鴨川デルタ

b_uchoten_c_1114.png b_uchoten_p_1114.jpeg
第十一話:賀茂大橋西側
飛び石に降りる階段ですが、階段を出町橋が背景となるように撮影するのは角度的に困難ですね。

b_uchoten_c_1115.png b_uchoten_p_1115.jpeg
第十一話:賀茂大橋西側

b_uchoten_c_1116.png b_uchoten_p_1116.jpeg
第十一話:賀茂大橋西側
賀茂大橋西側のたもとから西詰のBON BON CAFEに上がる階段です。

b_uchoten_c_1118.png b_uchoten_p_1118.jpeg
第十一話:賀茂大橋西詰

b_uchoten_c_1119.png b_uchoten_p_1119.jpeg
第十一話:賀茂大橋西詰

b_uchoten_c_1120.png b_uchoten_p_1120.jpeg
第十一話:賀茂大橋西詰

b_uchoten_c_1121.png b_uchoten_p_1121.jpeg
第十一話:賀茂大橋西詰

b_uchoten_c_1122.png b_uchoten_p_1122.jpeg
第十一話:賀茂大橋西詰
如何にも怪しげな淀川教授。

b_uchoten_c_1123.png b_uchoten_p_1123.jpeg
第十一話:そば処司津屋
EDクレジットでも協力店として表記されているお店ですね。「たまこまーけっと」で登場する桝形商店街西口の向かいにあるそば処司津屋。そば処ですが丼ものメニューも充実しており、翁に扮した矢三郎が注文した「たまご丼」もあります。店主も「有頂天家族」目的で来たことを言うと、撮影を快諾してくださり、またアニメと実際の店の違い等々教えていただきました。
司津屋は定休日火曜、営業時間は昼11時〜3時、夜5時〜8時となります。

b_uchoten_c_1124.png b_uchoten_p_1124.jpeg
第十一話:そば処司津屋

b_uchoten_c_1125.png b_uchoten_p_1125.jpeg
第十一話:そば処司津屋
以下、アニメのカットと実際の店内は驚く程一致しております。

b_uchoten_c_1126.png b_uchoten_p_1126.jpeg
第十一話:そば処司津屋

b_uchoten_c_1127.png b_uchoten_p_1127.jpeg
第十一話:そば処司津屋

b_uchoten_c_1128.png b_uchoten_p_1128.jpeg
第十一話:そば処司津屋

b_uchoten_c_1129.png b_uchoten_p_1129.jpeg
第十一話:そば処司津屋
司津屋のたまご丼です。お椀まで一致とはw

b_uchoten_c_1130.png b_uchoten_p_1130.jpeg
第十一話:そば処司津屋
店主の話では、10年ほど前までコイン電話が置いてあったそうです。森見氏が学生の頃はコイン電話があったはずで、もしかしたら森見氏はこの店で食事をしたことがあり、その時の記憶から登場させたのかもしれませんね。

b_uchoten_c_1134.png b_uchoten_p_1131kai.jpeg
第十一話:そば処司津屋

b_uchoten_c_1135.png b_uchoten_p_1132.jpeg
第十一話:そば処司津屋

b_uchoten_c_1136.png b_uchoten_p_1133.jpeg
第十一話:そば処司津屋

b_uchoten_c_1137.png b_uchoten_p_1134.jpeg
第十一話:そば処司津屋
コードネーム「アビス銀閣」(公式アカウント談)のついたてもあります。

b_uchoten_c_1138.png b_uchoten_p_1135.jpeg
第十一話:そば処司津屋

b_uchoten_c_1139.png b_uchoten_p_1136.jpeg
第十一話:そば処司津屋


b_uchoten_c_1140.png b_uchoten_p_1137.jpeg
第十一話:木屋町赤ひげ隣
矢一郎と母が囚われている「書店」は「赤ひげ」の隣にあるという設定で、実際に存在はしません。「赤ひげ」と聞いてピンと来た方、中々の通ですw
そう、本作と同じく森見氏の「四畳半神話大系」アニメ版で焼き肉店として登場する店です。実際は沖縄料理店。

b_uchoten_c_1141.png b_uchoten_p_1138.jpeg
第十一話:木屋町赤ひげ隣

b_uchoten_c_1142.png b_uchoten_p_1139.jpeg
第十一話:京都踏水会前

b_uchoten_c_1143.png b_uchoten_p_1140.jpeg
第十一話:木屋町
赤ひげからすぐ近くです。撮影ポイントがガールズバーの前で、客引きの方が出ていますので夜の撮影は避けた方が無難ですね。

b_uchoten_c_1144.png b_uchoten_p_1141.jpeg
第十一話:秋月橋

第十一話は以上になります。
兄二人も母も囚われ、残された矢四郎はどこへ向かうのか?
下鴨家の危機をどう「回天」させるのか?次回「偽叡山電車」しばし待たれよ!


より大きな地図で 有頂天家族 舞台探訪/聖地巡礼マップ を表示

*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「有頂天家族」製作委員会にあります、ので。

有頂天家族探訪記⑧

2013年 09月09日 19:18 (月)

uchoten_top3.jpg

檻に収められた父を、早雲は傲然と見下ろしていた。
「さらばだ、兄上」と言った。「もう会うこともあるまい」
座敷を去る早雲の背中へ、父は静かに言った。
「弟よ。おまえはそれでいいのかい?」

(幻冬舎文庫 森見登美彦『有頂天家族』P322より)

第8話で総一郎が弟・早雲との会合を前に、矢二郎から矢三郎の許嫁・海星を好いてしまった悩みを打ち明けられ、
「お前は兄弟と離れてはいけない」「一切を俺に任せるがいい。しばらく辛抱して暮らせ」と押しとどめています。
矢三郎達の母をきっかけに二度と戻せなくなった兄弟の絆。本話での総一郎最期の真相の重要な伏線だったことがわかります。

有頂天家族探訪記①
有頂天家族探訪記②
有頂天家族探訪記③
有頂天家族探訪記④
有頂天家族探訪記⑤
有頂天家族探訪記⑥
有頂天家族探訪記⑦

風雲急を告げる偽右衛門選挙における下鴨家と夷川家の対立。
今回は登場新規登場カットが少なめですが、第10話「夷川早雲の暗躍」登場背景を紹介します。

b_uchoten_c_1001.png b_uchoten_p_1001.jpeg
第十話:桝形商店街北
下鴨家地盤で選挙活動中の矢一郎。「八百屋」のすぐ隣ですね。
狸の総領選挙の活動を天下の往来で堂々とやっているというのも何か可笑しいですね。

b_uchoten_c_1002.png b_uchoten_p_1002.jpeg
第十話:東本願寺前
後続カットにもちょこっと写っていますが、東本願寺前には確かに蓮の花のオブジェがある休憩スポットが。

b_uchoten_c_1003.jpg b_uchoten_p_1003.jpg
第十話:京都タワー
東本願寺前の休憩スポットからのアングルですが、実際にカット左下に見える蓮の花のオブジェと京都タワー両方を一枚に収めようとすると京都タワーがかなり小さくなってしまいますね…。

b_uchoten_c_1004.png b_uchoten_p_1004.jpeg
第十話:京都タワー
私のレンズではこれが精一杯でした…

b_uchoten_c_1005.png b_uchoten_p_1005.jpeg
第十話:京都踏水会
夷川発電所の裏にあるので設定通りですね。
本ビルに入っている京都踏水会というのは、水泳団体で歴史も古く、オリンピック選手を輩出する名門のようです。

b_uchoten_c_1006.png b_uchoten_p_1006.jpeg
第十話:京都市消防局聖護院水防倉庫
京都踏水会ビルの隣です。形は違いますが、まあ雰囲気だけ。

b_uchoten_c_1007.png b_uchoten_p_1007.jpeg
第十話:京都踏水会
このカットは水防倉庫の敷地内からの撮影となりますが、立ち入りで来ませんので柵越しに撮影。

b_uchoten_c_1008.png b_uchoten_p_1008.jpeg
第十話:夷川発電所前
矢一郎が捕獲された現場。
原作を読むと、南禅寺から下鴨神社に帰る途中なので、北白川通りから川端通りに向かう途上だったのでしょう。

b_uchoten_c_1009.png b_uchoten_p_1009.jpeg
第十話:夷川発電所前

b_uchoten_c_1010.png b_uchoten_p_1010.jpeg
第十話:夷川発電所前

b_uchoten_c_1011.png b_uchoten_p_1011.jpeg
第十話:秋月橋
第二話以来の登場。夷川発電所のすぐそばです。

b_uchoten_c_1012.png b_uchoten_p_1012.jpeg
第十話:秋月橋

b_uchoten_c_1013.png b_uchoten_p_1013.jpeg
第十話:先斗町もみ葉
第五話登場の「千歳屋」のモデル?と思われていましたが、周辺の店の様子からもみ葉が「千歳屋」モデルで間違いなさそうですね。

b_uchoten_c_1014.png b_uchoten_p_1014.jpeg
第十話:先斗町

b_uchoten_c_1015.png b_uchoten_p_1015.jpeg
第十話:先斗町もみ葉

b_uchoten_c_1016.png b_uchoten_p_1016.jpeg
第十話:夷川発電所
街灯があるのはもう少し西側ですが、東に移動したところから撮影した方がしっくりきますね。

今回は以上、新規カットも少なく、前回登場との重複もありましたが。
僭越ながら、原作読者の私から見て「有頂天家族」最大の見せ場は何と言っても終盤、次回からラストだと思っております。
物語同様、背景描写もやたら凝った記述がありますので「有頂天家族」次回以降にもに乞うご期待!


より大きな地図で 有頂天家族 舞台探訪/聖地巡礼マップ を表示

*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「有頂天家族」製作委員会にあります、ので。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。