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グラスリップ舞台探訪記・番外編〜三国花火大会〜

2014年 10月06日 19:24 (月)

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グラスリップ舞台探訪記①
グラスリップ舞台探訪記②
グラスリップ舞台探訪記③
グラスリップ舞台探訪記④
グラスリップ舞台探訪記⑤
グラスリップ舞台探訪記⑥
グラスリップ舞台探訪記⑦
グラスリップ舞台探訪記⑧

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第一話「花火」、そして第十二話「花火(再び)」で登場した花火大会のモデルとなった三国花火大会。今年はグラスリップ放映中に催行されるとのことで、グラスリップとのコラボレーションポスターが作成されるなど、これまで地域の祭事と連携してきたPA作品としても異例の放映中のタイアップ企画となりました。本来の催行日は8月11日でしたが、順延の末強風のため中止。しかし関係者の働きがあってでしょうか(?)なんと1ヶ月ずらしての9月6日決行となりました。
今回は舞台探訪記・番外編ということで、やや季節外れではありますが探訪記を締めくくる記事として三国花火大会の写真を本作のカットから再構成し、透子たちの一夏の思い出を追想いただけたらと思います。

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第一話:サンセットビーチ前
この日は19:30時花火大会開始でしたが、私がサンセットビーチに到着した昼過ぎの時点でカメラマンがガチスタンバイ状態。3時間前の16:30時からは会場周辺は交通規制が敷かれました。

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第一話:サンセットビーチ前
サンセットビーチ周辺には露店が出店しており、中には作中参考になった(?)と思われるお店も。

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第一話:三国港駅
花火大会は1時間程で終了してしまうため、駆のように打ち上げ開始後に会場入りするとはあまり考えられませんが…
写真は帰り際に三国港駅でえちてつ車両を背景に花火を撮影してみました。

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第一話:三国花火大会
ここからはしばらくカットで再現された花火の様子を、実際の写真と比較しながらご覧ください。

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第一話:三国花火大会

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第一話:三国花火大会

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第一話:三国花火大会

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第一話:三国花火大会

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第一話:三国花火大会
前年に西村監督は花火大会を取材しており、その際の印象を次のように述べています。
「三国花火を砂浜で見ましたが、今までの持っていた花火のイメージを覆すような衝撃を受けました。『花火は美しく咲く花ではなく、まさしく火薬の爆発なんだ」と。その時感じた印象を、作品で表現したいと思いました。」(広報「さかい」8月号より)

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第一話:三国花火大会
三国花火大会の目玉でもある水中花火です。写真は主人公たちが見物したのと同じ白山神社から撮影したものですが、海岸線からやや離れたところでもまさしく火花に包まれるかのような臨場感でしたね。

さて、今回グラスリップとのタイアップ企画の一つとして、OP「夏の日と君の声」fullバージョンに併せたスターマインがありました。ファンとしては嬉しいサプライズでしたが、写真では伝えきれない音と光のハーモニーをYou Tube上でokayann yamatozi様が素晴らしい動画でアップされていますので紹介させていただきます。




以下、カットの比較の他、数枚の写真を紹介しましょう。

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1時間ほどの間に「これでもか」と惜しげなく打ち上げられる花火。

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やはり水中花火は凄かったですね。もう手持ちのカメラでは見切れて全体像を捉えきれないほどでした。

三国花火大会の紹介は以上となります。当日はあいにく開始直前からの雨でレンズに着く水滴との闘い、また自身が花火撮影初体験ということでなんとも迫力を伝える決定的な一枚が撮れず歯がゆい思いもしましたが、撮影を終えて白山神社から降りる際の坂道。上も下も空間の中で眼前に広がる花火の壮大さは、しばし言葉を失うほどでした。

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来年もまた来たいですね。それまでに撮影の腕を上げなければなりませんが(笑)。
北陸を代表する一大花火大会、この夏の探訪の1ページとして自身の記憶にも残るものとなりましたね。開催にご尽力された関係者の皆様、本当にどうもありがとうございました!

*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全てP.A.WORKS・glasslip projectにあります、ので。

グラスリップ舞台探訪記⑧

2014年 09月30日 20:38 (火)

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グラスリップ舞台探訪記①
グラスリップ舞台探訪記②
グラスリップ舞台探訪記③
グラスリップ舞台探訪記④
グラスリップ舞台探訪記⑤
グラスリップ舞台探訪記⑥
グラスリップ舞台探訪記⑦

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終盤・沖倉家での演奏会で突如冬に舞台が移った十一話でしたが、冬の三国に透子が転校する驚きの展開を見せた十二話「花火(再び)」。曇天の夕暮、雪に覆われた街、全てが日本海側の冬景色の特徴を見事に再現していました(流石は富山に本拠地を置くP.Aさんですね)。そして打ち上がる花火。同時に始まるピアノの旋律。本作屈指の芸術性を誇ると言っても過言ではないでしょう。曲の起伏と見事にマッチした物語の展開、そして透子を襲う「唐突な当たり前の孤独」は、視聴者に激しい情動を起こすものともいえます(少なくとも自分はそうでした)。
連載最終回は、色と音響に彩られながらももっとも難解といえる十二話、そして最後に、最終話から推察できる「グラスリップ」に込められた意味を試論として読み解きたいと思います。

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第十二話:三国港駅
東京から両親の都合でこの街に引っ越してきた透子が駆と出会ったのは、花火見物客の雑踏の中。

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第十二話:三国港駅

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第十二話:三国港駅

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第十二話:三国港駅前

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第十二話:三国港駅前
駆に連れられて駅前のスロープを上がり、振り返ると。

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第十二話:三国港駅前
透子の眼前に広がる冬の三国港。

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第十二話:三国港駅前
初めて二人は自己紹介を交わし、透子は今日が花火大会の日であることを知らされます。

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第十二話:カフェ・コトノハ
駆はやなぎたちに透子を紹介するために「カゼミチ」で合流するシーンですが、冬らしく蒔ストーブが焚かれていますね。

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第十二話:三国湊座
「花火大会まで町をまわってみたい」と一人雪の「日乃出浜」を巡る透子。

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第十二話:見返り橋付近

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第十二話:見返り橋付近

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第十二話:永世寺葬務社
細い路地を抜けて花火大会会場となる「日乃出浜」へと続く海岸道へ。

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第十二話:龍翔館付近踏切前
雪哉が休息しているのは、第二話「ベンチ」のモデル候補として紹介した踏切前のベンチですね。

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第十二話:白山神社前
透子は待ち合わせ場所へ。

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第十二話:白山神社
透子が白山神社に到着するのと時を同じくして、夕暮れの日乃出浜に花火が打ち上がります。

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第十二話:龍翔館付近
ここから終盤まで、駆の母が奏でる(?)ピアノ曲(サウンドトラックでの曲名「唐突な当たり前の孤独」)が中断されることなく9分間にわたって流れ、曲名が指し示す「唐突な当たり前の孤独」に視聴者が透子とともに直面し、そこに救いの手が差し伸べられるまでの劇的なシーンが演出されます。

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第十二話:白山神社
第一話では花火の開始は完全日没後(実際の花火大会は19:30時開始)ですが、本話では夕陽がまだ残る時間帯(推定では16~17時頃)となっています。ある種現実離れした情景を描くことで、これが後に透子が言葉にする「想像」の世界であることを示唆し、日没にかけて心理的に不安定となる透子の様子も投影されているのかもしれません。

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第十二話:白山神社
コトノハで挨拶を交わした雪哉。

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第十二話:白山神社

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第十二話:白山神社
しかし雪哉、そして神社で合流したやなぎに透子は「記憶」として認知されていませんでした。
意味不明な状況を理解しようと必死になる透子。

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第十二話:白山神社
四人の記憶の中に自信が不在であることに悄然とする透子。

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第十二話:白山神社
この時、透子は駆を苛んできた「唐突な当たり前の孤独」を体感したといえます。

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第十二話:白山神社
そこで彼女に声をかけてくれた唯一の存在は駆でした。それは孤独の中の一筋の救い。

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第十二話:白山神社
そして「欠片」を見た透子。彼女が全てを理解し、「現実」の主体性を取り戻します。駆が口にしてきた(と聞かされた)「唐突な当たり前の孤独」を理解し、駆にとって透子自身がいかなる意味を持つ存在であったのか完全に共感できた瞬間でした。透子が見てきた冬の世界、それは透子の他者に強く共感する優しさが作り出した仮想現実であり、駆の心情理解を強く求める想いが作り出した、駆の内面世界そのものだったといえます。透子はその優しさが故に他者の心情を解し、深く傷つきます。

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また、この一連の駆の内面を描いた仮想世界は、単に透子の理解の過程を描いただけでなく、透子の視線を通して視聴者に駆の「唐突な当たり前の孤独」と、孤独の暗中にあって唯一の救いであった透子を求める心情の理解を促すものでもあります。これまでの物語では、駆に対する視聴者の目線は主人公たちと同等の位置に置かれるため、共感を全く産まなかったものが、冬の世界における透子の心情を丁寧かつ劇的に描くことにより見事に共感可能となる仕掛けだったのです。

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第十二話:白山神社
透子が現実世界の主体性を取り戻したことは、透子と駆の一連の会話からも明らかにされます。今、透子の隣にいる駆は想像の世界における駆でありながら、「さっきまでとは違う」、つまり現実世界の駆の投影に入れ替わっていることになります。

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第十二話:白山神社
「透子が見えない」やなぎたちの像が薄れていくのは、「さっきまで」の駆同様、透子が作り出した仮想人格であったことに意識を向けたことの作用と言えるでしょう。

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第十二話:白山神社
駆の全てを理解した透子は、やがて仮想世界から消え去ります。また、それは他者からの表層的な受容→「唐突な当たり前の孤独」→自己の消滅(転居)を繰り返してきた駆の姿、そのものだったのかもしれません。

本話一連の流れ、特に後半部で美麗な映像と音響、その中で交わされる透子と駆の想いが深層心理でつながりを見せる展開は、本作でも傑出した芸術性を感じさせるものがあります。そしてそれは本作の中心にあった透子と駆の恋愛を巡る実質的な終着点であり、最終回であったと私は考えます。


しかし第十三話は蛇足では決してなく、常に難解であり続けた本作を理解するための重要な示唆を与えるシーンが登場しています。透子と雪哉が校庭で鶏の名前について言及するシーンであり、これは第一話で同様の状況において透子と駆が交わした会話の再出です。物語の第一話と最終話で鶏の名前について主人公たちに言及させたのは、そこに物語の重要なキーを理解する伏線であったことを示唆しているとも思われます。
第一に「ジョナサン」。これは明らかに「かもめのジョナサン」からの引用でしょう。それは「孤高、孤独」の象徴であり、主人公たちに「孤高の人」と揶揄された駆の存在そのものといえます。
第二に思想家の名を冠した「フッサール」。エトムント・フッサールと現象学については第一話の記事でも記載しました。そして作品中において現象学的アプローチではないかと思われる描写が登場しています。第十二話で意識(主観性)を転移させることによる他者(もしくは世界)を理解しようとする透子の姿もその一つです。第十二話の冬の世界が「欠片」の世界であるのだとしたら、恋愛を主題に据えた本作品にファンタジーの色彩を与えた「欠片」は未来を見る試みではなく、透子による無意識下での事象の本質を、意識・主観性から理解しようとする試みと捉えることが可能と思われます。第十話で駆の「唐突な当たり前の孤独」を理解しようと、無意識にガラス玉を通して町を見て歩く姿は、自明のものとして存在してきた世界に疑義を持つ態度とも受け取れます。

だいぶ長くなりましたが、あくまで本作品に対する「試論」に過ぎません。未回収の伏線(あるいは回収されたが理解できていないのか)も多数存在しますが、それについてこれ以上記載するのは「舞台探訪記」としての記事の本質から乖離するものなので、これにて終わりとします(機会がありましたら別建てで記事を執筆したいと思います)。

~編集後記的なもの~
PV公開より三国と「グラスリップ」に様々な角度からアプローチしてきましたが、遠征・長期連載記事で舞台探訪記を執筆したのは「Wake Up,Girls!」に続けてとなります。三国という町の魅力についてはことあるごとに述べてきましたが、先人たちの残した風光明美な町並み、文化、そして人々の故郷に対する誇りを肌で感じることのできる現地での感覚、まさしくそれであると思います。また、本作品を通して福井県在住の探訪者の方々と舞台探訪、また交流会(というか飲み会)で楽しい一夏を過ごさせていただきました。グラスリップ探訪者の皆様、そして執筆の励みとなった読者の皆様に、4か月にわたる探訪記を完成させられたことに深く謝意を表したいと思います。


より大きな地図で グラスリップ 舞台探訪・聖地巡礼マップ(ポイントをクリックすると画像が表示されます) を表示


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*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全てP.A.WORKS・glasslip projectにあります、ので。

グラスリップ舞台探訪記⑦

2014年 09月16日 20:48 (火)

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グラスリップ舞台探訪記①
グラスリップ舞台探訪記②
グラスリップ舞台探訪記③
グラスリップ舞台探訪記④
グラスリップ舞台探訪記⑤
グラスリップ舞台探訪記⑥

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BD二巻ジャケット:三国港突堤

幸による月下の告白というラストだった第九話で、修羅場を期待(笑)しましたが、第十話冒頭で幸から発せられたメッセージは「透子ちゃんもヒロくんも好き」というものでしたね。幸・透子・祐を巡る三角関係は一旦収束した第十話でしたが、一方で急接近する透子と駆。唐突なリアル・キスシーンが待ってました。

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第十話・十一話では三国の古い町並みのカットも多く、あわら・加賀の遠景やえち鉄沿線の知られざる撮影ポイント、謎とされてきた沖倉家自宅位置に迫ることの出来る情報もありましたので、その点に重点を置きつつストーリーを紹介していきたいと思います。
それでは第十話「ジョナサン」より。

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第十話:ジェラート・カルナ

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第十話:ジェラート・カルナ
カルナ向かいの巨木ですが、相当な樹齢ではないでしょうか。

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第十話:ジェラート・カルナ
夜の「麒麟館」でこってり絞られた後はカルナでジェラート。「友情の証」なわけですねw

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第十話:めがね橋
一方、合宿先でやなぎから散文的なメールを受け取った雪哉ですが…

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第十話:めがね橋
「本日、晴天。日乃出橋、布団。」
正直、この場所は公共スペースなので布団が実際に干されているとは考えにくいですねw私もそんな現場を見たことはありません。

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第十話:大木道具店
ジェラート・カルナの向かいになりますが、古美術・古道具店のようです。

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第十話:ジェラート・カルナ前
「一日中晴天。 ジェラート屋さんの前。 黒1 白2」

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第十話:三国港突堤

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第十話:三国港突堤

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第十話:三国港突堤
「今日も晴天。空が高い。」
やなぎのメールを辿り、雪哉は何か見つけたのでしょうか?

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第十話:見返り橋付近
ここから数カット、三国の古い街並みが続きますが、見返り橋を登りきったところにある本カットの交差点から、順に坂を下って河川方面に歩くと後続カットも見つけやすいかと思います。マップでも可能な限り掲載していますので、そちらもご参考ください。

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第十話:見返り橋付近
OPカットの坂を逆に上から下へ向いたカットになります。

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第十話:見返り橋付近

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第十話:見返り橋付近
「つたや」の看板が目印。

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第十話:見返り橋付近
こちらはかなり河川に近いです。
いずれも再限度が極めて高く、三国の風情を切り取った見事な背景カットといえるでしょう。

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第十話:白山神社

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第十話:白山神社
幸を連れ出した駆ですが…呼び出し・連れ出しは必ず白山神社と決まっているんですかね?w

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第十話:白山神社
「あなた、透子ちゃんのこと全然守ってない。」
「…おれが透子に助けてもらっていいかな。」
カメラを南から北へ回すカットもそうですが、神社からの眺望はあまり一致していないようですね。

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第十話:真砂郵便局前
走るやなぎの姿を見て、
「あいつ…もしかして。」
雪哉は近くで自分を支えていたやなぎの大きさ、自身の依存に気付いた様子です。
それが帰宅後のやなぎを迎える雪哉の言葉へとつながります。

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第十話:港橋

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第十話:港橋
駆の両親から、駆の「唐突な当り前の孤独」を繰り返した生い立ちを聞かされた透子。

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第十話:港橋
「ここがずっと、わたしが住んできた街。」

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第十話:竹田川(港橋から)

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第十話:港橋
「グラス越し」に街を覗いて回る透子ですが、そこには孤独を抱えた駆の救いとなりたい思いもあったのでしょう。

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第十話:港橋

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第十話:港橋
「ここは、駆くんが持つことのなかった、わたしの風景。」

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第十話:見返り橋付近
このカットは隅に移っている紅白のポールからお気づきかもしれませんが、先ほどの街並み連続カット最初の、見返り橋を登った交差点を反対側から見た風景となります。

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第十話:見返り橋付近


そして学校でジョナサンに導かれるままに美術室へと入った透子は駆と邂逅し、冒頭のキスシーンで幕を閉じる第十話ですが本当に難解ですね。
「未来の欠片」とは?街に降る「雪」とは?

続けて第十一話「ピアノ」です。


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第十一話:港橋
沖倉家に招待された深水家一行は港橋を三角州へ向け歩いていますが、後のシーンと併せて沖倉家の所在を特定するカギになるかもしれません。

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第十一話:駆の山(?)
駆がいつも登っている近所と思われる山ですが、遠景から竹田川と九頭竜川の合流地点の三角州付近のようです。
川などの地形の他、集落や田んぼの位置までほぼ一致しています。もっとも、三角州付近は完全な平地で山や丘陵は全くないので創作かと思われますが、沖倉家は三角州の集落にあるという設定かもしれません。

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余談、透子が覗いているレコードですが、元ネタはピアニスト・マルタ・アルゲリッチのジャケットのようです。
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第十一話:鉄道橋(九頭竜川)
福井市内(?)にあるやなぎの通うダンススクールからの帰路、えち鉄車両が通過する鉄橋ですが、中角駅手前の九頭竜川に架かる橋ですね。

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第十一話:刈安山
一方、二人で登山をした裕と幸ですが。

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第十一話:北潟湖(刈安山より)
二人が見た風車が立つ遠景はあわら市と加賀市に跨る北潟湖の風車群です。
ただ、第三話で登場した展望台からでは山の影になって見えないため、キャンプ場へ行く途中の分岐点をダート路に進む必要があります。また、キャンプ場からも北潟湖が望める山道へアクセス可能で、キャンプ場の蕎麦屋脇の細道を15分ほど歩くと上記のダート路に合流します。

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ラストで駆にも見えた「雪」。
「雪」が何を意味するのか、ストーリーの本質はともかくとして、雪の降り積もる龍翔館や街並みも見てみたいですね。冬の三国も、北陸らしさを堪能できるのではないか思います(冬の味覚・越前ガニも食してみたいですしw)。

いよいよ残すところ2話となりましたが、果たして「未来の欠片」と「雪」の正体は明らかになるのでしょうか?そして次回予告「花火(再び)」とは何なのか?終盤も終盤でとてつもない展開が待っているのかもしれませんね。


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*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全てP.A.WORKS・glasslip projectにあります、ので。

グラスリップ舞台探訪記⑥

2014年 08月31日 23:13 (日)

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グラスリップ舞台探訪記①
グラスリップ舞台探訪記②
グラスリップ舞台探訪記③
グラスリップ舞台探訪記④
グラスリップ舞台探訪記⑤

「日乃出浜」で駆とデート中にやなぎと邂逅し、畏怖すべき「何か」を見てしまった透子。一方、透子と駆のデートを妨害するために策謀を巡らし、あまつさえ自分さえも利用したことに幸の「闇」を見た祐。一気に亀裂が走った第七話でしたが、第八話、九話と回を追ってそれまで秘められていた感情や関係が表出してきます。クライマックスは九話「麒麟館」展望台での幸による告白でした。

今回は第八話「雪」と第九話「月」を、作中登場の三国地元銘菓やストーリーの伏線となる夏目漱石の作品も交えて紹介していきます。

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第八話:市立三国病院(?)
これまで幸入院先の病院モデルと推定してきた三国病院ですが、やなぎと幸が屋上に上るシーンでロケーションを特定できそうです。目の前を川が流れており、対岸に街並み、遠景に橋が架かっていることからやはり三国病院の実際の場所と考えてよろしいかと思います。ただ、下googleearthからの転載画像ですが、三国病院(オレンジで丸)からではカットのような風景は実際に望めそうもありませんね。やはり三国病院をモデルに様々な改変を加えたものと理解しておいたほうがよろしいかと思います。

さて、この屋上での幸との会話で、やなぎは幸が透子に恋慕の情を抱いていることを悟ります。ある意味、自身も恋をしながら主人公たち全員を最も客観的に見ているのはやなぎ(そして駆)かもしれませんね。

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第八話:酒まんじゅう(病院にて)
百が持参したお見舞い品の「酒まんじゅう」ですが、実在する三国の銘菓です。
製法はもち米と甘酒を熟成させ、酒の香りが出たところで小麦粉を加えて発酵熟成した種に、餡をつつんでさらに蒸したものです。袋をやぶると酒粕の甘い香りがたちこめ、少しすっぱさのある皮に餡が絶妙な塩梅です。この製法は「みくにまんじゅう」として三国に古くから伝わるもので、市内各所それぞれの和菓子屋で販売されています。写真の酒まんじゅうは三国駅前の「にしさか」で購入しました。
にしさかホームページ
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第八話:剱ヶ岳登山道
時系列的には前後しますが、ラストで祐登山の山道入口として登場するカットは第三話で登場する登山道入り口と同じ場所です。第三話紹介時には場所を特定できませんでしたが、このシーンから看板が一致する場所をきづなさん(@syohki)さんが特定されました。場所は国道八号線から刈安山に向かう途中の道路から分岐して、清滝ダム方面に向かい、林道を抜けたところになります。場所が少々わかりづらく、またかなりの悪路を進むことになるので、あまり巡礼はお勧めできませんが…。

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第八話:剱ヶ岳登山道
さて、上記カットの看板を拡大すると、まさにこの看板がモデルになったことがわかります。看板に描かれた地形図、さらには「現在地」を示す場所まで一致していることから9割がた間違いないでしょう。

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第八話:剱ヶ岳登山道
ただ、奥の登山道は一致せず。

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第八話:剱ヶ岳登山道
また、石碑も何もないことから、背景のモデルではないことがわかります。現在のところ一致する地形が発見されていないことから、このロケーションを改変した可能性も考えられますね。

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第八話:美術室
さて、タイトル「雪」の由来となった美術室でのシーン。窓の外に降り積もる雪と、キスを迫る駆(?)。「欠片」の正体に迫るはずが一層謎が深まるばかりですねw
これまた推定ですが、「雪」は駆の心象風景、キスを迫る姿は彼の無意識下の願望なのではないでしょうか。

というわけで謎に振り回される展開ですが、続く第九話「月」。

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第九話:カフェ・コトノハ
幸から祐に送られてきたメールの文面には「夢十夜」の一言。
「夢十夜」は夏目漱石が1908年に新聞紙上で連載した短編小説で、「こんな夢をみた」の書き出しから始まる十の幻想的な夢が語られています。この小説をお読みになった方はお気づきかもしれませんが、「第一夜」の物語が「恋」と「死」を巡る物語となっており、幸が自身の境遇、心境を重ねたのではないかと思われます。小説の「第一夜」は主人公が死にゆく女性から「100年待っていられますか?きっと会いにいきますから。」という言葉を残され、主人公は女に騙されたのではないか、など疑心に駆られながらも100年の時を待ち、最後に百合に転生した女性と再会する話です。もしかしたら、幸から祐に対する「待ってくれますか?」という問いかけだったのかもしれませんね。
ちなみ写真の本、売り物ではありませんw
地元福井で活動していらっしゃる、にーぷーさん(@ni_pu)手製のブックカバーで、カフェ・コトノハさんで展示中です。

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第九話:三国文化未来館前
やなぎが歩いているのは三国文化未来館前の通りです。

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第九話:三国文化未来館前

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三国文化未来館では現在フロアでグラスリップ展を行っており、無料で背景美術やパネルを見ることができます。舞台としてよく登場する龍翔館〜三国駅間にありますので、巡礼の合間にお立ち寄りください。

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第九話:めがね橋
携帯メールで雪哉にぽつりぽつりと、短文を送り続けるやなぎ。文学作品の題材を「明日のために」という副題を添えて、祐にメールを送る幸。携帯メールというガジェットを通じながらも、そこに文学的な作品のニュアンスが見て取れる気がしますね。

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第九話:めがね橋付近

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第九話:みくに龍翔館付近
幸の「約束の場所」に向かう透子。

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第九話:みくに龍翔館付近

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第九話:みくに龍翔館付近
既出のカットですが、再掲。

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第九話:みくに龍翔館付近

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第九話:みくに龍翔館前
「約束の場所」に呼ばれたは祐もでした。

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第九話:みくに龍翔館前

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第九話:みくに龍翔館

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第九話:みくに龍翔館
「麒麟館」前で二人を迎える幸。

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第九話:みくに龍翔館

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第九話:みくに龍翔館
「さっちゃん。」

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第九話:みくに龍翔館
「来てくれてありがとう。」
「説明してくれると思っていい?」

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第九話:みくに龍翔館

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第九話:みくに龍翔館
「さっちゃんもすごいな~。」
「知らなくても、この町にずっと住んでいることのほうが、何倍も素敵だよ。」
この言葉は暗に自分たちの前に現れた「外来者」である駆と、自分たちのグループのことを意味しているのでしょうか?

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第九話:みくに龍翔館
「今日は、閉館時間が過ぎてもここに残りたいの。一緒に残ってくれる?」
「明日のために、必要なこと?」

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第九話:みくに龍翔館
そして警備員の目をかいくぐり、夜の展望台に忍び込むことに成功した三人でしたが。

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第九話:みくに龍翔館

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第九話:みくに龍翔館
「今日、月の影がうっすら見えるでしょう。「地球照」っていうの。」
写真は三国からの帰途、滋賀県で撮影したものですが、八月末は上限の月を観察できるため、物語が現在進行形2014年夏となると、確かに一致するところがあるかと思われます。

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第九話:みくに龍翔館
「ここに、私の特別な場所に透子ちゃんと、そしてヒロくんと来られて本当によかった。」
上弦の月が見えている方角は龍翔館から南方あわら市方面となります。
検証はしていませんが、おおよそ方角はあっているように思われます。

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第九話:みくに龍翔館
「だって、月、綺麗だよ!」
「その言い方だと、告白になるらしいよ~」
墓穴を掘りまくる祐w
祐が語っていますが、漱石が英語教師をしていた際、生徒が「I love you」を「我、君を愛す」と訳したのを、「日本人ならそんなことは言わない。「月が綺麗ですね」とでも訳しておきなさい。」と言ったとか。
「ロマンチストだったんだね!夏目さん。」

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「ほんと、月綺麗。」
「…そしてそれはわたしのセリフ。」

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なんとも情趣に満ちた印象的なひきでしたね。本作中では一番のお気に入りシーンとなりそうです。
第九話は読書家・幸に焦点が当たっていることもあって、文学的な要素が多分に詰まった回となりましたが、三国は高見順など多くの文豪の出身、逗留地であったことから龍翔館、街中には文学関係の資料が残されています。幸の存在はそんな「文学の町・三国」に対するリスペクトを込めたものではないでしょうか?また、駆の存在の周辺には常にアートを感じさせるところもあり、これもまた、「アートの町・三国」に対するリスペクトかもしれませんね(アートはアートでも美術と音楽の違いはありますが)。


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*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全てP.A.WORKS・glasslip projectにあります、ので。

グラスリップ舞台探訪記⑤

2014年 08月18日 20:02 (月)

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グラスリップ舞台探訪記①
グラスリップ舞台探訪記②
グラスリップ舞台探訪記③
グラスリップ舞台探訪記④

夏の三国を舞台に描かれる青春群像劇「グラスリップ」も折り返し地点。急に親密度を増していく透子と駆でしたが、二人の仲を巡って主人公たちに様々な思惑やゆがみが生じていく第6・7話。
これまで三国探訪日のほとんどが曇天でしたが、今回は珍しく真夏日の炎天下での探訪となりました。体力的にきついところもありましたが、作中の雰囲気が伝わる写真が撮影できたのではないかと思います。
それでは第6話「パンチ」から紹介していきましょう。

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第六話:港橋
6話中盤、駆と雪哉が歩いていたのはEDでも登場する港橋の東詰です。Google earth で空撮カットを確認しましたが、横断歩道、舗装後が一致しています。

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第六話:港橋
立ち位置からこの方角なのですが、背景はほとんど一致しませんね。

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第六話:港橋
橋東詰めを撮影しましたが、やはり合いません…むしろ信号機などの形は西詰めのほうが似ています。

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第六話:港橋

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第六話:港橋
「話があるなら外で」と駆を連れ出した雪哉ですが、この後のシーンで白山神社に行くことを考えると方角が逆ですw本来なら橋を西詰めから東に渡るのが正解なのですが。

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第六話:かもめ通(真砂郵便局付近)

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第六話:かもめ通(真砂郵便局付近)
カットに映っている漁船「雷轟丸」は言うまでもなく、「true tears」を意識したものですねw
他の探訪者の方の報告では、この位置にほぼ同一型式の漁船が停泊しているそうですが、この日は漁に出ているのか不在でした。

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第六話:かもめ通(真砂郵便局付近)
駆の家に電話をかけ、駆と雪哉が一緒に出掛けたことに胸騒ぎを覚える透子でしたが…

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第六話:白山神社
雪哉は「花火大会」のことを伝えることを口実に、白山神社において駆と対峙。
「本当はお前なんて呼びたくねぇんだ。」
真の目的は透子との関係を糾すことにありました。失恋してもなお引き下がらない雪哉ですが、相手が駆であることが兎に角我慢ならないようです。

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第六話:白山神社
「なら呼ばなければいいじゃないか。何の問題が?」
「やりたいこととやりたくないことだけで世の中回ってねぇんだよ。」

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第六話:白山神社
「お前が来た時点で波風立ちまくりだよ。」

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第六話:白山神社
駆に透子との関係を糾したはずが、逆にやなぎとの関係を問われ、激高する雪哉。

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第六話:白山神社
「パンチ」ですねw

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第六話:白山神社

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第六話:白山神社
遂に雪哉による実力行使。

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第六話:白山神社
事後、透子がようやく白山神社に到着。

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第六話:白山神社

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第六話:白山神社
「どうしたの、それ?」

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第六話:白山神社
「とりあえず、痛かった。」

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第六話:白山神社
「なんでこんな…まさか。まさかまさかユキくんに?」
事件の渦中にありながらほぼ無自覚に近い透子。どこまで天然なんですかw

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第六話:龍翔館付近
事件後、二人が連れ添って歩いている場所は何故か龍翔館前の坂道。
しかも下っている(白山神社方面に向かっている)という謎カットです。

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第六話:龍翔館付近
短いカットながら登場するマンホールですが、短い捜索時間ではこの形状のものは龍翔館付近に一つしか確認できませんでした。

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第六話:龍翔館付近
こちらは割と一致する側溝の蓋や亀裂の入ったアスファルトがありました。
さて、この後駆の家→校庭へと場所を移して再び雪哉と対峙することになりますが、駆が二度口にするのが「透子に味方でいて欲しい」という言葉でした。周囲の悪意の中、孤独を癒す存在でいてほしかったのでしょうか。しかし終盤、透子が自身に「実体」を与えてくれる存在であるとを吐露するところから、駆にとって彼女は虚ろに見える世界でただ一つ見つけた真実であったことが分かります。回りくどい表現ですが、はっきり恋をしてるんですw

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第六話:見返り橋付近
すっかりストーリーの傍流に追いやられてしまった幸と祐w
PVでも登場していますが、幸の家があると思われる場所のすぐ近くです。

続けて第七話「自転車」。

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第七話:汐見公園
本話で二度登場する陽菜が練習しているプールですが、外の風景から汐見公園のモニュメントから少し北に上がった場所かと思われます。というのも…

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第七話:汐見公園
背景を拡大してみると、汐見公園の対岸に見える建物の形状が一致しているようです。
汐見公園は雪哉のランニングコースであることから、プールがそれに隣接しているというのは合点がいきますね。

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第七話:港橋付近
ダウンしている様子を見せる雪哉を「自転車」で追いかける陽菜。
以下紹介するカットから、背景はあまり一致しませんが竹田川の西側かと思われます。

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第七話:港橋付近
「かっこ悪くならないでください!」

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第七話:栄橋付近
こちらは一致する場所がありました。同じく竹田川西側なのですが、栄橋(港橋から一本南)の西詰めになります。走っている方向からして逆(登場カットとしてはこの場所が最初に来なければ辻褄が合わない)なんですけどね…。

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第七話:港橋付近
そして再び港橋付近に一致する場所が。

あまり拘るとストーリーの本質から外れてしまうのですが、どうも六話から移動線と登場背景がちぐはぐになっているシーンが多いようですね。

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第七話:みくに龍翔館
尖塔部分のアップですが、青空に聳える白亜の城ともいうべき威厳があります。

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第七話:みくに龍翔館
四階展望台からサンセットビーチ方面の眺望です。午後の時間帯に撮影してしまったため、逆光なのが少し残念。
第二話でも登場したM.C.エッシャー作「昼と夜」を背景に、「落ちる」未来を予見してしまう透子ですが、終盤にかけての重要な伏線にも思えます。

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第七話:サンセットビーチ
そして物語全体の転回点となりそうな、劇的展開を見せる七話終盤。

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第七話:サンセットビーチ
「くすぐったい?」

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第七話:サンセットビーチ
「波の音。」

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第七話:サンセットビーチ
「本当に、未来だったのかな…。」
「でも、駆くんが未来だって教えてくれたんだよ。」
どうやら、駆は自分と透子に見える「欠片」が単なる未来ではないことに気付き始めているようです。

飲み物を買いに透子は一旦離れますが…

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第七話:サンセットビーチ
そこに現れたのはやなぎでした。幸の策謀が決定的な瞬間を演出することに。
「この際、言っておく。ユキが格好悪くなったのは、あんたのせい。」

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第七話:サンセットビーチ

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第七話:サンセットビーチ
その現場を目撃し、やなぎの悪意に晒された透子は取り乱します。
それは恐らく、透子が生まれて初めて経験した親しい友人から向けられた「悪意」だから。

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第七話:サンセットビーチ
ここからは想像ですが、透子が今まで見てきた「欠片」、その正体は「人の心」なのではないでしょうか?
これまで「欠片」が物語とどのように絡み合うのか見えませんでしたが、いよいよ本質に迫ってきた感がありますね。

一方、幸の策謀の一件は、幸と祐の間にも亀裂をもたらしていました。祐は恐らく、幸の嫉妬の対象が透子にあるものと勘違いしたのでしょう。幸の中にある「悪意」を見せつけられたショックもまた衝撃だったでしょうね。

今回は以上となります。
なんともスロースタートで起伏が乏しく「お友達」で終わるかと思われた主人公たちですが、不幸にも俄然面白くなって来たように思いますw
激しい言葉が飛び交う次回予告も不穏ながら楽しみですね。


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