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WF一週間前

2011年 01月31日 01:28 (月)

先週も月月火水木金金でしたが、今週でとりあえず忙しいところは終わりそう。

そして来週はWFですな!

WF近しということで、久々に本家サイトのFigureページを更新しました。

昨年のうち完成し写真も撮っていたのですが、UPするのが遅くなってしまいました。


来週幕張で多くの人と再会できるのを楽しみにしています。

ある村の記憶

2011年 01月24日 03:58 (月)

相変わらず忙しくて土曜も出勤ですワイ。

模型も手につかず、最近は趣味&気晴らしと称して土曜夜は名古屋でBarの歴史発掘をやっております。

かれこれ2年以上前に閉店になりましたが、名古屋にはそれは有名なオー・ド・ビーというBarがありまして(どれくらい有名かというと、閉店時に地元紙で記事になったくらい)、そこの卒業生が名古屋のあちこちでBarを経営しています。

毎夜一軒廻りながら酒を楽しみながらバーテンダーから昔話を聞くのですが、これが中々楽しくて。



さて、今週は二冊紹介。


オクターヴ(6) <完> (アフタヌーンKC)
(2011/01/21)
秋山 はる

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異色の百合作品として毎巻楽しみにしていたのですが、ついに完結。

主人公は東北(多分青森?)出身で、かつて女子高生の頃4人のユニットでアイドルデビューしたが、その後は鳴かず飛ばずでアイドルを辞めたものの、地元で好奇の目にさらされるのが嫌で単身上京し、芸能事務所で下回りの仕事をする雪乃。
灰色の東京生活の中、作曲の仕事をしている節子と出会ったことから生活が変わり始めて・・・。

百合作品は作者と読者の織り成す一種の妄想ではありますが、本作品が「異色」といえるのは、自伝かと思えるようなリアリティにあったと思います。

節子との関係をとるため、一人また一人とかつての人間関係を断ち切りながら物語が進んでいきますが、最終巻は「落ち着くところに落ち着いた」といえる静かなものでした。

個人的にはもう一ヤマ期待していたのですが、まあこれもよしとしましょう。

☆4.5


お次は『蟲師』の漆原氏の最新作。

水域(上) (アフタヌーンKC)
(2011/01/21)
漆原 友紀

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「水」をテーマに、かつてダムに沈んだ村の記憶を巡る物語。

人の意識を海から川、山奥までつながっている水脈に例えるところ、日常の中に遍在する此岸と彼岸の境界等々、蟲師に通じる氏の作風に、人々の絆の要素が強く入っているように思えます。
今回は上下巻による長編だからこそ可能になった展開でしょうね。
漆原氏の新たな可能性に期待するところ大です。

☆5,0

さて、ダムに沈んだ村というと思い出されるのは、白川郷の近くにある御母衣(おもい)ダム。
「ひぐらし」は白川郷が舞台ですが、ダム問題というのはこちらのダムを題材にしたものだと思います。

現在のダム。

06.ダム夏

そしてここにはかつてこのような人々の生活がありました。

彼等はその後故郷を離れてどのような人生を送ったのでしょうかね?

戦死者に思う

2011年 01月17日 01:51 (月)

仕事が修羅場と化しつつありますが今週も名古屋で同人漁り・・・


さて今週の書評は、第一巻発売以来、続巻がなく打ち切りかと思っていた佐藤秀峰氏の『特攻の島』第二巻。

特攻の島 2 (芳文社コミックス)
(2011/01/14)
佐藤 秀峰

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人間魚雷「回天」訓練場であった周南市大津島を舞台とする壮絶極まる特攻秘話。

昨年は鹿児島の知覧特攻記念館に行きましたが、大津島もいつか訪れたい戦跡です。

これまでも多くの戦跡を訪問しましたが、特攻という歴史的事件は、単なる戦禍の悲惨さだけでなく多くのことを考えさせられます。(見る人によりそれは違うでしょうが)

記念館での特攻隊員の手記、遺書が語りかけるもの、それは自分の死後残される日本人に対するメッセージ。

それが大日本帝国の勝利を祈念するものであれ、そのメッセージは敗戦という事実をもって無意味に帰することはできないでしょう。

私は学生時代読んだ吉田満『戦艦大和ノ最期』に出てくる少佐(だったかな?)の「我々が死んで、死ぬことによって日本人はこの無謀な戦争から醒める。そのための礎たらん」という言葉を思い出します。

敗戦と米軍による占領、米国の軍事的保護の下での平和主義と経済成長。
まがりなりにも経済大国・平和国家として復活を遂げた日本と日本人ですが、それは300万の同胞の死を過ちの結果と切捨ててきた結果ではなかったのか?
一体、戦後日本人は戦死者とどう向き合ってきたのか?

そんな悶々とした中答えを探して読んだのがこの一冊

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性
(2002/11)
小熊 英二

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丸山真男から三島由紀夫、吉本隆明に至るまで戦後政治思想の形成を彼等の戦争体験という切り口から迫った大作ですが、そこであぶりだされるのは、生き残ったインテリゲンチャ達の戦死者に対する恐れにも似た悔恨の情です。

戦死者を踏み台に生き残ったこと、そして積極的にせよ消極的にせよ戦争に加担していた事実に対する葛藤の中から、初期戦後民主主義思想が生み出されていった過程は、現在政治の論壇でひとくくりにされている「戦後民主主義」が、実に多様であり、そこには「戦前の超国家主義からの転向」とは断ずることの出来ないものがあることが解ります。

特攻記念館は日本人にとって、「戦前の日本」だけではなく「戦後の日本」を自省する場として、戦死者を記憶する場として、今後も残り続けることを願って止みません。

同時並行

2011年 01月10日 03:33 (月)

成人の日連休初日は毎度のことですが名古屋で冬コミ新刊漁り。

先週アキバによっているので、二日目ですが。


さて先週は鬼頭氏の新刊二冊が発売されたので紹介。

一冊目は大人の趣味としてのロードバイクを題材にした『のりりん』の第二巻。

のりりん(2) (イブニングKC)
(2011/01/07)
鬼頭 莫宏

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そして二冊目は異能力に悩める中学生を題材にした『なにかもちがってますか』の第一巻。

なにかもちがってますか(1) (アフタヌーンKC)
(2011/01/07)
鬼頭 莫宏

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『なるたる』や『ぼくらの』等、「非日常」でダークで鬱な作品を描いてきた氏ですが、ここ最近は「日常」で軽妙で洒脱な作品にシフトしている気がします。
まあ私はこちらのほうが好みですが。

同時発売された二冊ですが、片や「大人」の生き方を題材にしたコミック、片や「中学生」の思春期を題材にしたコミック、対照的な組み合わせには氏の新しい試みを感じさせます。

両方併せて☆5.0。



さて、もう一冊は一般書店で衝動買いした実写本。

日本の美しい女子高生 (ヨシモトブックス)
(2010/12/15)
不明

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なんぞアイドルのグラビア本かと思いきやさにあらず。

北は稚内、南は那覇まで、地方の町でちょっと評判の女子高生を題材にした写真集。
しかも撮影は戦場カメラマンとして腕をならしてきた渡辺陽一氏です。

私は実在の町を背景にしたオリジナルイラスト同人誌が好みで収集していますが、そのリアル本です、まさに。

しかも登場する町が全てツーリングで行ったことのある町とあっては、こりゃ買わずにおれませんわ。

やはり自分は北の町の娘好みですね。(黒タイツだし・・・ゴニョゴニョ)

☆4.0

ところで今年なに年でしたっけ・・・?

2011年 01月01日 11:05 (土)

新年あけましておめでたうございます。


30日帰省したのですが、一番の驚きは無線LANが使えるようになっていること。

おかげで自室でブログ更新、動画も見放題ですよ。


さて、年越しは前日秋田のジュンク堂で買い込んでおいたコミックやら小説やらを消化。


で、今年最初の書評


マリア様がみてる ステップ (マリア様がみてるシリーズ) (コバルト文庫 こ 7-69)
(2010/12/28)
今野 緒雪

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昨年暮れに発売されたマリみて外伝新刊です。

今回もサイドストーリーで、薔薇様が一切絡まない話です。

リリアンに通う学友・律と佳月、そして律の兄・徳と大学の学友甲太の4人が登場人物。
リリアン2人の百合あり、マリみてシリーズでは珍しく(江利子以来?)男女恋愛ありの、読後思い返すと
フツーな内容でしたが、フツーな物語をよくもまあここまで楽しく描けるものだと感心したっすねぇ。

私は祥子並にマリみてに出てくる男キャラが苦手(花寺連中は特に)なのですが、今回はそうしたわだかまりが一切なく読み進めることが出来ました。

シンプルながらも非常に良作です。

☆5.0



バーテンダー 18 (ジャンプコミックスデラックス)
(2010/12/29)
長友 健篩

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続けてテレビドラマ化も決まった『バーテンダー』新刊。

ホテルカーディナル会長の死をきっかけに、ホテルバーから町場バーでの開業を目指すバーテンダー佐々倉溜と見習いの和久井翼。
独立のため、バーが揃えるべき4つの宝物とは?

佐々倉溜は相も変わらずですが、翼の成長ぶりが著しいです。

かつてホテル新入社員として配属され「バーのスタッフなんぞ」とこぼしていた翼君がねぇ・・・。

☆4.5


と、読みふけっていたら


紅白の水樹奈々見逃しました・・・。