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ある村の記憶

2011年 01月24日 03:58 (月)

相変わらず忙しくて土曜も出勤ですワイ。

模型も手につかず、最近は趣味&気晴らしと称して土曜夜は名古屋でBarの歴史発掘をやっております。

かれこれ2年以上前に閉店になりましたが、名古屋にはそれは有名なオー・ド・ビーというBarがありまして(どれくらい有名かというと、閉店時に地元紙で記事になったくらい)、そこの卒業生が名古屋のあちこちでBarを経営しています。

毎夜一軒廻りながら酒を楽しみながらバーテンダーから昔話を聞くのですが、これが中々楽しくて。



さて、今週は二冊紹介。


オクターヴ(6) <完> (アフタヌーンKC)
(2011/01/21)
秋山 はる

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異色の百合作品として毎巻楽しみにしていたのですが、ついに完結。

主人公は東北(多分青森?)出身で、かつて女子高生の頃4人のユニットでアイドルデビューしたが、その後は鳴かず飛ばずでアイドルを辞めたものの、地元で好奇の目にさらされるのが嫌で単身上京し、芸能事務所で下回りの仕事をする雪乃。
灰色の東京生活の中、作曲の仕事をしている節子と出会ったことから生活が変わり始めて・・・。

百合作品は作者と読者の織り成す一種の妄想ではありますが、本作品が「異色」といえるのは、自伝かと思えるようなリアリティにあったと思います。

節子との関係をとるため、一人また一人とかつての人間関係を断ち切りながら物語が進んでいきますが、最終巻は「落ち着くところに落ち着いた」といえる静かなものでした。

個人的にはもう一ヤマ期待していたのですが、まあこれもよしとしましょう。

☆4.5


お次は『蟲師』の漆原氏の最新作。

水域(上) (アフタヌーンKC)
(2011/01/21)
漆原 友紀

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「水」をテーマに、かつてダムに沈んだ村の記憶を巡る物語。

人の意識を海から川、山奥までつながっている水脈に例えるところ、日常の中に遍在する此岸と彼岸の境界等々、蟲師に通じる氏の作風に、人々の絆の要素が強く入っているように思えます。
今回は上下巻による長編だからこそ可能になった展開でしょうね。
漆原氏の新たな可能性に期待するところ大です。

☆5,0

さて、ダムに沈んだ村というと思い出されるのは、白川郷の近くにある御母衣(おもい)ダム。
「ひぐらし」は白川郷が舞台ですが、ダム問題というのはこちらのダムを題材にしたものだと思います。

現在のダム。

06.ダム夏

そしてここにはかつてこのような人々の生活がありました。

彼等はその後故郷を離れてどのような人生を送ったのでしょうかね?

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