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ラスエグ所感

2012年 02月25日 05:43 (土)

『ラストエグザイル-銀翼のファム-』 Blu-ray No.06 【初回限定生産版:村田蓮爾設定画集付き】
(2012/06/20)
TVアニメ

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10月開始でそろそろ2クールも終盤に入りつつある『ラストエグザイル 銀翼のファム』ですが、実に素晴らしい。
放送終了後に感想を書こうと思っていたのですが、途中所感を書きなぐりたいと思います。(書きなぐらんと気がすまん!)


ネタバレを含みますので以下、未見の方は作品をご覧の後!



何がそこまで私を惹きつけるのか?

前作も熱狂的なファンでしたが、今作はそれ以上の評価を与えざるを得ません。


最初こそ「ラスエグ」に萌えキャラ不要、とか、ラスエグはこんな軟派はアニメではなかったとか思っていましたが、回を進むごとに見解を修正。

今作ラスエグを私が支持する理由は現状大きく二つ。


①現代社会における最も困難な道義的問題を正面から扱った作品であること

今作ラスエグは前作数年後の世界です。
前作では地球を脱出した民の住まうコロニー「プレステール」における闘争と、「青き星」地球への帰還を描いた物語でしたが、今作で明かされた地球の現状は悲惨極まりないものでした。

かつての地球での「大災厄」を起点に地球に残った民と移民船「エグザイル」により地球外へ脱出した民。

地球に残った民は生存と復興を成し遂げたところにかつて脱出した「エグザイル」の民が地球に帰還したところに紛争が生じます。

結局、「エグザイル」の民が先住民を排除して国家を復興するのですが、この不条理を見捨てて置けなかったアデス連邦の先帝ファラフナーズはアデス連邦の圧倒的な国力をもって全土を制圧、そして「エグザイル」の民との融和を望みます。

しかし彼女はアデスによって制圧された民によって暗殺され、その意思をルスキニアが引き継ぎ、より苛烈に全土の制圧に乗り出す・・・と。


この展開を見て真っ先に思い出したのが戦後以来最大の国際紛争と言っても過言ではないイスラエル・パレスチナ紛争。

もはや進むべき道は「共生」以外にないものと誰もがわかっているはずですが、憎しみと復讐の連鎖の超克への道筋を描けない。

単身国際政治の荒波に身を投げうつファムはどう答えを見つけ出し、世界を動かすのか?


②人は何を思い、誰を思い、そして何のために生きて死ぬのか、登場人物の数だけその「生」があること。

主人公ファムは「グランレースの喜びを、人々の笑顔を」と思い、戦いのない世界を望み時に破天荒な行動を。
ナビのジゼルは親友ファムを案じ、家族の無事を案じ、それがゆえにどうにもならぬ嫉妬と苛立ちに苛まれ。
ミリア姫は祖国の民の幸せのため、姉を討つ覚悟を断腸の思いで決め・・・。
「道義」のためには手段を選ばず、悪鬼のごとく邁進するルスキニア。
亡き先帝の「道義」のためにたちあがりつつも、「人道」に反するルスキニア闘いに自己の良心との葛藤に苦しみ、さらに形だけとはなったとはいえ、現帝への忠誠心とどう折り合いをつけるのかをめぐり道を違えていくアデスの将軍達。

さて、あなたならだれに自らを重ねるでしょうか?


あと3~4話ほどで終了となりますが、現状戦は烈しくなる一方。


この混沌とした世界に終着点はやってくるのか?


次週を待て!

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