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有頂天家族探訪記⑥

2013年 08月28日 16:56 (水)

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「総一郎よ。おまえは死んだのか」と訊ねた。
「憚りながら、つい先ほど鍋になったようなあんばいで」
先生は父が飲み残したワインのグラスを取り、ぐいと飲み干した。「まったく、阿呆なことをする!」
「そう仰いますな。誰しも一度は辿る道です」
「だから言うたではないか。ふざけるのもほどほどにしろと」
「なにしろ私は狸ですから、なかなかそういうわけにはいかんものです。これもまた、阿呆の血のしからしむるところで」


(幻冬舎文庫 森見登美彦『有頂天家族』P244より)

心で深くつながった師弟の今生の別れである。

有頂天家族探訪記①
有頂天家族探訪記②
有頂天家族探訪記③
有頂天家族探訪記④
有頂天家族探訪記⑤

今回は下鴨家激動の中盤見せ場となる第八話「父の発つ日」を紹介。
これまで脇役的存在だった矢二郎に焦点が当たったストーリーということで、本稿でも矢二郎の姿を中心に追って行きます。

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第八話:四条通り(四条河原町交差点付近)

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第八話:四条木屋町

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第八話:鴨川デルタ

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第八話:鴨川デルタ
気持ち良さそうだな、矢二郎!

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第八話:鴨川デルタ

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第八話:木屋町
四条通を少し上がったところです。
ちょっと高瀬川の橋が見えませんね。

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第八話:木屋町路地奥なごみや
EDロールに協力店として記載されていませんが、外観は驚く程一致。

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第八話:木屋町路地奥なごみや前

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第八話:四条木屋町

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第八話:四条木屋町

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第八話:四条木屋町
なにかと木屋町カットは一致度が高いですね。

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第八話:寺町商店街サンマルクカフェ前

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第八話:寺町商店街サンマルクカフェ前
キャプ画だとサンマルクカフェ前だと思われますが、周辺の様子が一致しませんね…

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第八話:四条花見小路

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第八話:四条花見小路

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第八話:四条花見小路

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第八話:花見小路

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第八話:花見小路
似たような店構えは沢山ありましたが、ピッタリくるものがありませんでしたね。
とりあえず似ているものを掲載。

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さて、今回偽叡山電車のモデルとなった車両はデナ21形だそうです(鉄道関係は素人なので、Twitterで知った情報です)。
また、該当車両はかなり古いものですが、車両の前部のみ、叡電鞍馬駅に展示してあります。

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ご覧の通り、車両内部の運転席との仕切までよく再現されていますね。

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第八話:下鴨神社細殿
矢二郎が、他の家族が寝泊まりしている舞殿から距離を置いているような気がしたのは私だけでしょうか?

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第八話:下鴨神社細殿

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第八話:下鴨神社細殿

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第八話:下鴨神社楼門東側

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第八話:下鴨神社楼門東側

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第八話:下鴨神社御手洗池

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第八話:下鴨神社御手洗池

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第八話:下鴨神社御手洗池

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第八話:下鴨神社泉川
神社のマップを見たところでは特に名前はないようですね。
南口鳥居付近です。

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第八話:下鴨神社泉川

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第八話:下鴨神社泉川
夏で最近雨量が少ないこともあり水かさがありませんでしたが、底に石ブロックがあり突き落とされたら頭割りそうです…

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第八話:東大路(八坂神社を下る)
六道珍皇寺から北上しているので、東大路松原〜四条のどこかであることは間違いないんですが、ピッタリくる場所がありませんでした。とりあえず左端の看板らしきものからここではないかと推測。

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第八話:東大路(八坂神社を下る)
一方、こちらのカットはきちんと実在しました。

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第八話:八坂神社
第二話で矢三郎が自転車で駆け抜けたカットとほぼ同じですね。

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第八話:鞍馬湯付近
銭湯から寺町通を辿り「コーポ桝形」に帰るところですね。

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第八話:鞍馬湯付近

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第八話:天寧寺

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第八話:下鴨神社泉川
第一話で登場した泉川と同じ場所です。

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第八話:寺町通
奥の新聞販売店が目印。

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第八話:鴨川デルタ

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第八話:下鴨神社楼門

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第八話:下鴨神社舞殿


さて、第八話は以上になります。
矢三郎と金曜倶楽部の奇妙な宴会、そして明かされた父・総一郎の最期を巡る激動の展開があり、秋の章は今回にて終わり。

次回からはいよいよ師走の偽衛門選挙。
物語も終盤へと突入します。



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*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「有頂天家族」製作委員会にあります、ので。

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2013年08月29日 11:40

ホント細かいところまでご苦労様ですw

毎度楽しく見させてもらってます!

アニメスタッフさんがロケハンをどれだけ頑張ったかが良く分かります(*´ω`*)

No title

2013年08月29日 11:47

どうもありがとうございます!
ご感想いただき記事作成者として冥利に尽きます。

実際、有頂天家族の監督は桝形商店街の近くにマンションを借りて数ヶ月京都に滞在し、2万だったか3万枚に及ぶロケハン写真を撮影したとのことですね。

No title

2013年08月29日 18:23

夷さん、お帰りなさい。
暑い中お疲れ様でした。
今回の第八話は泣ける一話ですね。偽叡山列車が京都を走るシーンは特に。
「他の家族が寝泊まりしている舞殿から距離を置いているような気がした」
私も同じように思いますね。なんか疎外感を感じていて、家族なのに(笑)。

「実際、有頂天家族の監督は桝形商店街の近くにマンションを借りて数ヶ月京都に滞在し、2万だったか3万枚に及ぶロケハン写真を撮影したとのことですね。」
監督に感心せざるを得ないんです!!!!

No title

2013年08月30日 00:32

コメありがとうございます!

「父から呑気さだけをうけついだ」矢二郎ですが、海星をめぐり家族を離れようと考えていることを総一郎に伝えるシーンも印象的でした。
「下鴨家の出来損ない」と呼ばれている自身のこと、そして家族のことを最も心で深く受け止めていたが故、距離を置こうと無意識に行動していたのかも知れませんね。

また、ロケハンの件は、私を含め京都在住のアニメファンの間でも第一話放映時感嘆の声がありました。
背景とは関係がありませんが、タクシーやバスの車種、さらには京都市指定のゴミ袋まで再現されているとかw