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有頂天家族探訪記⑧

2013年 09月09日 19:18 (月)

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檻に収められた父を、早雲は傲然と見下ろしていた。
「さらばだ、兄上」と言った。「もう会うこともあるまい」
座敷を去る早雲の背中へ、父は静かに言った。
「弟よ。おまえはそれでいいのかい?」

(幻冬舎文庫 森見登美彦『有頂天家族』P322より)

第8話で総一郎が弟・早雲との会合を前に、矢二郎から矢三郎の許嫁・海星を好いてしまった悩みを打ち明けられ、
「お前は兄弟と離れてはいけない」「一切を俺に任せるがいい。しばらく辛抱して暮らせ」と押しとどめています。
矢三郎達の母をきっかけに二度と戻せなくなった兄弟の絆。本話での総一郎最期の真相の重要な伏線だったことがわかります。

有頂天家族探訪記①
有頂天家族探訪記②
有頂天家族探訪記③
有頂天家族探訪記④
有頂天家族探訪記⑤
有頂天家族探訪記⑥
有頂天家族探訪記⑦

風雲急を告げる偽右衛門選挙における下鴨家と夷川家の対立。
今回は登場新規登場カットが少なめですが、第10話「夷川早雲の暗躍」登場背景を紹介します。

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第十話:桝形商店街北
下鴨家地盤で選挙活動中の矢一郎。「八百屋」のすぐ隣ですね。
狸の総領選挙の活動を天下の往来で堂々とやっているというのも何か可笑しいですね。

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第十話:東本願寺前
後続カットにもちょこっと写っていますが、東本願寺前には確かに蓮の花のオブジェがある休憩スポットが。

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第十話:京都タワー
東本願寺前の休憩スポットからのアングルですが、実際にカット左下に見える蓮の花のオブジェと京都タワー両方を一枚に収めようとすると京都タワーがかなり小さくなってしまいますね…。

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第十話:京都タワー
私のレンズではこれが精一杯でした…

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第十話:京都踏水会
夷川発電所の裏にあるので設定通りですね。
本ビルに入っている京都踏水会というのは、水泳団体で歴史も古く、オリンピック選手を輩出する名門のようです。

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第十話:京都市消防局聖護院水防倉庫
京都踏水会ビルの隣です。形は違いますが、まあ雰囲気だけ。

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第十話:京都踏水会
このカットは水防倉庫の敷地内からの撮影となりますが、立ち入りで来ませんので柵越しに撮影。

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第十話:夷川発電所前
矢一郎が捕獲された現場。
原作を読むと、南禅寺から下鴨神社に帰る途中なので、北白川通りから川端通りに向かう途上だったのでしょう。

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第十話:夷川発電所前

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第十話:夷川発電所前

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第十話:秋月橋
第二話以来の登場。夷川発電所のすぐそばです。

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第十話:秋月橋

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第十話:先斗町もみ葉
第五話登場の「千歳屋」のモデル?と思われていましたが、周辺の店の様子からもみ葉が「千歳屋」モデルで間違いなさそうですね。

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第十話:先斗町

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第十話:先斗町もみ葉

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第十話:夷川発電所
街灯があるのはもう少し西側ですが、東に移動したところから撮影した方がしっくりきますね。

今回は以上、新規カットも少なく、前回登場との重複もありましたが。
僭越ながら、原作読者の私から見て「有頂天家族」最大の見せ場は何と言っても終盤、次回からラストだと思っております。
物語同様、背景描写もやたら凝った記述がありますので「有頂天家族」次回以降にもに乞うご期待!


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*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「有頂天家族」製作委員会にあります、ので。

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