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いなり、こんこん、恋いろは。舞台探訪記⑦

2014年 03月09日 18:25 (日)

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いなり、こんこん、恋いろは。〜キービジュアル探訪〜
いなり、こんこん、恋いろは。舞台探訪記①
いなり、こんこん、恋いろは。舞台探訪記②
いなり、こんこん、恋いろは。舞台探訪記③
いなり、こんこん、恋いろは。舞台探訪記④
いなり、こんこん、恋いろは。舞台探訪記⑤
いなり、こんこん、恋いろは。舞台探訪記⑥

神大市比売(かむおおいちひめ)も恋する、恋いろは。
第8話は再び京都・伏見稲荷を離れて、神無月の出雲大社を舞台とした回となりました。
八百万の神が出雲に集う神無月。その機を利用してうか様の縁談を進めようとする母・神大市比売。追いかけて出雲にやって来たいなりと燈日・・・。
縁談を巡り、いなりとうか様の友情、そして燈日とうか様の淡い恋心を描き、ドタバタのコメディーも織り交ぜた絶妙なストーリーでした。コミックでは第4巻後半に該当し、原作者よしだもろへさんが実際に出雲大社まで取材したことが、コミック版の舞台探訪をされた方の記事でも明らかとなっており、今回アニメ化に当たってもロケハンが行われたのではないかと期待されましたが・・・。
まずは今回もストーリーをカットで追っていきましょう。

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第8話:出雲大社・拝殿
出雲大社については多くを語る必要はないかと思います。「古事記」「日本書紀」においても「国譲り」の神話で有名な大国主命を祀る大社として全国有数の規模と格式を誇る神社であり、また「縁結び」の神社としても多くの参拝者が全国から押し寄せます。今回うか様の縁談の話が出雲大社で行われるという設定も、そうした史実に基づいたものと考えられます。

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第8話:出雲大社・拝殿前

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第8話:出雲大社・拝殿
さて、最初のカットから違和感を覚えた方もいらっしゃるでしょう。
作中のカットでは拝殿の前に灯籠が設置されているのですが、実際にはありません。

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第8話:出雲大社・拝殿前
「うか様〜」

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第8話:出雲大社・拝殿
トシ様が串刺しにw

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第8話:出雲大社・拝殿前

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第8話:出雲大社・拝殿
威圧感たっぷりのお母様もお奇麗ですねw

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第8話:出雲大社参道商店街
右に映っている緑色のキャラが京都府のご当地キャラ・まゆまろに見えるのは私だけでしょうかw
「恋いろは」は京都府支援アニメとあって、公式ホームページではまゆまろ×恋いろはの四コマ漫画が公開されています。

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第8話:カフェ ポンム・ベエル
トシ様、燈日、いなりの三人が入ったカフェは内装から、上記カットの交差点角にあるポンム・ベエルがモデルとなっているものと推察されます。ただ、EDクレジットに協力店の記載がなく(そもそも出雲大社すら記載されていませんが)、内装も似ているという程度です。(お店の許可を得て撮影しています)

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第8話:カフェ ポンム・ベエル
柱及び窓の形は似ていますね。

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第8話:カフェ ポンム・ベエル
こちらがポンム・ベエルのブレンド珈琲。

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第8話:カフェ ポンム・ベエル

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第8話:カフェ ポンム・ベエル
奥に庭のようなものが見えるところも似ています。

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第8話:宇迦橋大鳥居
出雲大社前駅を出て左手側に巨大鳥居が見えるのがそれです。
表札が変わっていますね。伏見稲荷もそうですが、祭神を神社名とする設定のようです。

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第8話:宇迦橋
上記大鳥居の基部に架かっているのがうか様の名を冠した橋です。
おおよそ一致しているのですが、びみょ〜に異なるところもあります。

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第8話:出雲大社・彰古館?
うか様のお見合い受付会場となった建物ですが、率直に言うと一致するものがありませんでした。本殿裏の彰古館が少し似ている?というだけで、かなりこじつけですw

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第8話:出雲大社・参道?
こちらも一致するものがなく、かなりこじつけですw
ただ、カットで道の両側にある屋根の形をした外灯はかつて存在したそうで、だとすると境内に入ってすぐの参道かな〜?と。

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第8話:出雲大社・吉野川付近
またまた発見できませんでしたので似ている場所でこじつけです。

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第8話:出雲大社・手水舎付近
神大市比売の号令により八百万の神に追われる身となった燈日といなりですが・・・

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第8話:出雲大社・手水舎
いなりは手水舎に隠れることに成功。
カットの奥に「幸魂・奇魂」の銅像が見えますね。

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第8話・荒神社?
一方、追っ手を巻いた燈日はうか様と出会いますが・・・
コミック版では本殿と吉野川を挟んで反対側の荒神社が登場するはずなのですが、全く別の場所(あるいは風景が改変されたか)になっています。このシーンはストーリー上も重要で、コミックと実際風景の一致度も高かっただけに非常に残念ですね・・・。

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第8話・荒神社?

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第8話・荒神社?

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第8話・荒神社?
灯籠の形が似ているのみですね。いや、似てないか。

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第8話:出雲大社・手水舎

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第8話:出雲大社・手水舎
ここでOPに登場しながらこれまで全く出番がなかったうか様の父・スサノオノミコトが登場です。

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第8話:出雲大社・手水舎
手水舎は細部が異なっているものの、おおまかには一致します。

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第8話:出雲大社・手水舎

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第8話:出雲大社・手水舎

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第8話:出雲大社・手水舎
ついに神大市比売に見つかり、詰め寄られるいなりですが・・・。

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第8話:出雲大社・手水舎
アマテラス様も登場。

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第8話:出雲大社・手水舎
「大切な友人」であるうか様の結婚が階位目的であることに対し、いなりの怒りが爆発。さしもの神大市比売もたじろいでますね。

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第8話:出雲大社・手水舎
スサノオノミコトの心を動かした、いなりのうか様を想う気持ち。
神大市比売はともかく、姉にあたるアマテラス様までスサノオにメロメロとかwとツッコミを入れたくなりましたがw。
ちなみに「古事記」の解釈では母を亡くしたスサノオが、母性に対する愛情を姉であるアマテラス向けたことになっているそうなので、神話とは真逆ですね。

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第8話:出雲大社・手水舎

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第8話:出雲大社・拝殿
そんなこんなで夕方。いなりたちが出雲から離れる時間がやってきます。

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第8話:出雲大社・拝殿
「ザマママママママママママママ」
どうしようもない息子さんですね・・・w

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第8話:出雲大社・拝殿

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第8話:出雲大社・拝殿前
ところで燈日がいなりに「バスに遅れるぞ」と言っているところから推察するに、京都駅〜出雲市駅間の高速バスのことかと。私も今回利用しましたが、日帰りで出雲大社参拝するには非常に便利です。(体力的にしんどいですが)

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第8話:出雲大社・拝殿前

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第8話:出雲大社・拝殿前
いなりたちを見送ったうか様に対してアマテラス様は・・・。

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第八話:出雲大社前駅
一畑電鉄の終電駅ですが、1930年建築の登録有形文化財。レトロな内装と外観が魅力的で、歴史と風格を感じさせますね。

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第八話:出雲大社前駅

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第八話:出雲大社前駅

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第八話:出雲大社前駅
この表情のいなりちゃん可愛い!

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第八話:出雲大社前駅
ご覧の通りですが、椅子の配置が異なっています。(コミック版でもアニメと同じ並びですが)

今回の出雲探訪記は以上となります。
所々コメントしたとおり、「おおよそ」は合うのですが、見事再現されていたコミック版と比較してもかなりのズレや改変があるようです。また、EDクレジットに出雲大社の協力記載がないこと、伏見稲荷大社が枝の一本にまで拘って忠実に再現されていることから考察すると、制作スタッフによるロケハンが行われたか、かなり怪しいと言わざるを得ません。何でもかんでも現実通りでなくてはいかん、というわけでは決してありませんが、一部実在が疑われる場所以外は妥協のない背景描写を見せてくれた作品だけに、個人的には少し残念なところがあります。
少し苦言を呈しましたが、実際に現地を訪れて、出雲大社の醸し出す独特な雰囲気は伊勢神宮や伏見稲荷大社にない魅力があり、日本神話をなぞった本作品の世界観を楽しむ上で非常に参考になったと思います。恐らく全国に数多ある神社の中で、最も神秘のベールに包まれた出雲大社の探訪。「日本とは何か」を理解する意味でも、一度は訪れたい場所としてオススメです。
最後に、アニメ化以前にコミック版で探訪をされているつればし様の記事を今回参考にさせていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。


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*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全ていなり、こんこん、恋いろは。製作委員会にあります、ので。

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