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グラスリップ舞台探訪記④

2014年 08月04日 02:51 (月)

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グラスリップ舞台探訪記①
グラスリップ舞台探訪記②
グラスリップ舞台探訪記③

前話「ポリタンク」では祐と幸の仲が急接近したかに見えた一方で、雪哉・透子・やなぎの関係はねじれを抱えたまま。「恋愛禁止」であったはずのグループが「解禁宣言」とともに恋愛の渦中に陥るのですが、不思議と関係が壊れることなく、むしろ友情を確かめ合うように強い絆で結ばれていくのは、紛れもなくその中心点としての透子の存在があるからでしょう。透子(そして駆)以外は強力な恋愛のベクトルをもっているのですが、その中心に位置する透子の感情は定まらぬまま。そんな中、一歩大きく踏み出す勇気を見せたのはやなぎでした。
今回は第四話「坂道」と第五話「日乃出橋」を紹介していきます。

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第四話:坂井市立三国病院
足を痛めたやなぎが治療を受けた病院ですが、入口の様子が三国病院が近いようですね。
第三話で百が幸に「この辺で病院といえばそこしかない」と言ってることから、三国町内にあるものと思われ、また形も比較的類似していることから、暫定ですがここをモデルにしたものと結論付けておきます。

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第四話:三国港(真砂郵便局付近)
透子がやなぎを誘ったのは真砂郵便局付近の桟橋でした。OPで登場している港カットの近くです。

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第四話:三国港(真砂郵便局付近)
「相談がある」とでも透子から電話で誘われたのでしょうか。雪哉の告白以来、やなぎの心が分かるからこそ動揺を隠せない透子を「透子は全然悪くない」と慰めますが…

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第四話:三国港(真砂郵便局付近)
「違うの!」

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第四話:三国港(真砂郵便局付近)
「わたし、ドキドキしてた…」
透子を苦しめていたのは、自身の言動とは裏腹に、心の底ではやなぎを裏切っているのではないかという自責だったようです。

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第四話:三国港(真砂郵便局付近)
「するよ。」

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第四話:三国港(真砂郵便局付近)
「男子に好きだって言われたら、誰だってドキドキするよ。」

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第四話:三国港(真砂郵便局付近)
辛い現場に遭遇し、横恋慕をほのめかす友人を前にしても、決して決意がぶれないやなぎの芯の強さ。
しかしやなぎがここで吐露したように、透子に「告白の決意」を電話で伝えたのが偽であったとしたなら、一転それは透子に対する牽制球であり、やなぎもまた透子を騙してまで雪哉を引き止めようとした自身の打算深さに傷ついていたのかもしれませんね。

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第四話:三国駅付近踏切

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第四話:三国駅付近踏切
第一話でも登場した踏切を、龍翔館側から見た構図になります。

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第四話:三国駅付近踏切

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第四話:龍翔館
やがて雲行きが怪しくなり、突然の雨。

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第四話:龍翔館付近
坂道を龍翔館側から下ってくる駆ですが、このカット、カーブが正反対に曲がっています。

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第四話:龍翔館付近
一方、足を引きずりながら坂を上がるやなぎですが、やはりカーブが反対ですね。

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第四話:龍翔館付近
「俺は・・・」
「ダビデ。沖倉駆。」
「君、透子の友達だよね。」
「高山やなぎ。」
思わぬところで雨宿りを伴にすることになった二人ですが…

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第四話:龍翔館付近
二人が雨宿りをしたと思われる場所から見える風景です。

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第四話:龍翔館付近
「駆って、変な名前。」
「やなぎ。良い名前だ。ひらがな。」「しなやかにして強靭。ひっそりとして強か。」

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第四話:龍翔館付近
「駆って…」
「馬偏に区。馬を走らせるとか、走らせるとか、そういう意味。もしかしたら親は、何かの欠如という意味を付加したかったのかもしれない。」
これまでの駆と父との会話からは、母親は既に死別しているか離婚しているか、そして父親とも長く別居していたことを伺わせ、そのことが駆に深い孤独感を刻みこんだように思えます。

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第四話:龍翔館付近
やがて雨があがり、レインコートを返そうとよろめいたやなぎでしたが。

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第四話:龍翔館付近

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第四話:龍翔館付近

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第四話:三国駅
室内カットが多かったので(ひたすら読書していたのだからそりゃそうだ)あまり記事に登場してきませんでしたが、祐と幸が『転落・追放と王国』の映画を鑑賞した劇場もこの付近にある設定のようですね。ちなみにカミュの作品は実際映画化されたものもありますが、同作品は調べた限りでは映画化されたという話はないようですね。


さて、透子と駆の関係も今だ定まらぬ中、益々ややこしくなりそうな展開となった第四話の幕引きですが、続く五話を見ていきましょう。


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第五話:福井運動公園陸上競技場
駆が出場した大会の会場となった陸上競技場ですが、福井市の運動公園内にあります。公園内には他にも球場や体育館も設置されている総合運動公園となっています。福井県が管理していますが、福井市中心部から少し離れているため公共交通機関では京福バス・運動公園線を利用してのアクセスとなります。なお、陸上競技場は2018年の福井国体のため9月より工事に入るため営業休止になる予定ですのでご注意ください。
一般財団福井陸上競技会ホームページ

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第五話:福井運動公園陸上競技場
陸上競技場のメインスタンドは外からでも撮影可能。

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第五話:福井運動公園陸上競技場
作品ではメインスタンド反対側もスタンド席になっていますが、実際は聖火台となっています。

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第五話:福井運動公園陸上競技場
座席の形は違うようですね。競技会などで開場している日時であれば、中の見学も可能なようです。

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第五話:福井運動公園陸上競技場
思うように記録が出なかった雪哉を迎えに来たやなぎ。

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第五話:福井運動公園陸上競技場
「お、噂の。」「裏山。」

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第五話:福井運動公園陸上競技場

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第五話:福井運動公園陸上競技場
「雪哉ー、あんまり体力消耗させるなよ。」
「あなたたちも、あんまりためると記録に響くわよ。」

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第五話:福井運動公園陸上競技場
だまりこくる童貞くんたちww

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第五話:福井運動公園陸上競技場
流石に雪哉も度肝を抜かれた様子でw

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第五話:三国港駅付近
駅から住宅街に伸びているスロープ。

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第五話:三国港駅付近

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第五話:三国港駅付近
スロープを駆け上がり、息を切らせてやなぎは駆に追いつきますが。

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第五話:白山神社
駆を連れ込んだのは第一話でも登場した白山神社。
雪哉の怪我のこと、身の上のことを話始めます。公式HPでは登場人物のプロフィールが紹介されており、やなぎと雪哉の微妙な関係は本作を理解する上で必須の知識なのですが、作中語られるシーンはほとんどないためストーリーが多少わかり辛い展開となっている気もしますね。

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第五話:白山神社

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第五話:白山神社
「未来が見えるといいのに。」というやなぎの言葉にギクリとする駆。

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第五話:白山神社
「ユキ、将来のことすごい不安だと思う。みんな未来がみたいよね。」

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第五話:白山神社
「ううん、うちは見ない。」

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第五話:白山神社

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第五話:白山神社
決然とした瞳には、やなぎの「覚悟」が感じられますね。凛とした表情が印象的。

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第五話:白山神社

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第五話:白山神社
傍らを通り過ぎる透子ですが、やなぎとの対比で浮き雲のようにも見えますねw
地に足がついてないような気分そのままに、といったところでしょうか。

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第五話:三国港突堤

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第五話:サンセットビーチ
サンセットビーチは福井県を代表する海水浴場といってもいいでしょう。浜辺の海の家は勿論、かもめ通沿いにもカフェが立ち並び、また温泉施設もビーチに隣接しております。特にその名の通り、日本海に沈む夕日が絶景です。また、ホームページでは近く開催される三国花火大会の情報も掲載されていますので、情報収集、雰囲気を知っていただくためにもお勧めです。
三国サンセットビーチホームページ

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第五話:三国港突堤
白山神社裏を通って突堤に来た透子。龍翔館前でやなぎを支える駆の姿がショックだった様子。

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第五話:三国港突堤

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第五話:三国港突堤

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第五話:三国港突堤
電話した先は駆でした(が、応対したのは父でしたがw)。

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第五話:三国港突堤
沖倉家を訪れ、駆の関係に対する誤解が解けましたが、駆から衝撃的な一言が。
「やなぎが、今日雪哉に告白する。」

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第五話:三国港駅付近
第一話でも登場した三叉路です。赤い郵便ポストがやはり目印ですね。

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第五話:三国港駅付近
雪哉は汐見公園からかもめ通をひた走り、三国港駅を迂回する形でめがね橋方面へ。

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第五話:めがね橋

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第五話:めがね橋
ついにその時が「来た」ことを印象付けるワンシーン。「true tears」同様、静止画で緊張感を演出していますね。


「やなぎ、帰ってないのか?」
「うん、休憩所。少し休んで、水とか食料とかを補給して、次に備える場所。」


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第五話:めがね橋
「うち、ユキに伝えることがある。」

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第五話:めがね橋
「うち、ユキのことが好き。」

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第五話:めがね橋
「ユキが透子を好きなのは知ってる。告白したことも知ってる。だから、ユキに振られて同じ家に住んでいることが辛くなることも分かってる。」
「うち、ユキの答えは分かってる。てか、ユキが透子から乗り換えたら嬉しかったろうけど、軽蔑してたかも。」

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第五話:めがね橋
「うちら、これからどうなるか分からないけど、ここはうちがこれからに向かって進む場所。」


「休憩所」というのはやなぎにとって、「日乃出橋」が安息の場所、という意味だったのでしょうか。はたまた、やなぎ自身が、傷ついた雪哉の安らぎの存在になりたいという意味だったのでしょうか。

「日乃出橋」がやなぎにとって出発の地となったように、この物語もここを転回点にして主人公たちの感情が急激に動いていくことを予感させる、そんな次回予告でしたね。


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第五話:カフェ・コトノハ
余談ですが、作中登場したこちらの可愛らしいお菓子は、コトノハマスターの話によると京都市下京区の京菓子・おつまみの須磨屋さんから取り寄せているそうです。本店はその名に「おつまみ」とあるように、あられやチーズなど豊富な商品の品揃えが魅力。作中登場の菓子は「福だるま」。本店一の人気商品だそうです。ネット通販もされているようですので、ご興味のある方はご購入されてはいかがでしょう?
京菓子・おつまみ 須磨屋ホームページ
ちなみに、これまたマスター談ですが、京都の須磨屋さんから取り寄せる前は金沢・近江町市場の南保商店さんまで買いに出掛けてらしたようです。金沢のカフェで福だるまは一般的に出される菓子のようです。こちらのホームページも紹介しておきます。
金沢近江町市場 南保商店ホームページ
一体、そのルーツはどちらなのか、気になるところですね。

長くなりましたが、第四・五話の紹介は以上となります。これから益々暑さを増す夏の三国から、引き続き舞台探訪記をお送りしたいと思います。(そして久々に晴れた三国を撮影したいです…)


より大きな地図で グラスリップ 舞台探訪・聖地巡礼マップ(ポイントをクリックすると画像が表示されます) を表示


より大きな地図で グラスリップ 舞台探訪・聖地巡礼マップ(ポイントをクリックすると画像が表示されます) を表示

*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全てP.A.WORKS・glasslip projectにあります、ので。

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2014年08月05日 14:01

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Re: No title

2014年08月06日 01:47

いつもコメントありがとうございます。
キャンプ場周辺では本当に、かわかりませんが、熊が出るという噂が探訪界隈で出回っており、「身の安全を最優先に」という状況ですw

だるま菓子については京都が発祥で、その後北陸に伝わり金沢でも名物として販売されていると考えるのが自然な気がいたします。時間があれば下京区の店舗まで行って取材したいですね。

管理人のみ閲覧できます

2014年08月15日 15:12

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: タイトルなし

2014年08月17日 07:58

帰省しており、リプが遅れて申し訳ありません。

須磨屋さん、行かれたんですね。
須磨屋さんの件は先日三国探訪中にTwitterで流したのですが、京都市在住探訪者の方々に結構反響がありました(Twitterフォロワーさんの知り合いのお店ということも判明w)。
探訪記事の方はスピード重視のため、中々店舗についてまで深く紹介する記事に行き着けていませんが、近所なので近いうちに訪問して記事の改訂も検討しています。

PAはスロースタートな作品が多いのですが、折り返し地点を過ぎましたからね…
第7話で透子・やなぎ、祐・幸の間に亀裂が走り、内容に面白みが増してくるのではないかと期待しています。
逆に新規背景が陸上競技場以来登場がないのが探訪者として少し物足りなかったりもします(笑)