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響け!ユーフォニアム舞台探訪記⑧

2015年 05月28日 02:33 (木)

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響け!ユーフォニアム舞台探訪記①
響け!ユーフォニアム舞台探訪記②
響け!ユーフォニアム舞台探訪記③
響け!ユーフォニアム舞台探訪記④
響け!ユーフォニアム舞台探訪記⑤
響け!ユーフォニアム舞台探訪記⑥
響け!ユーフォニアム舞台探訪記⑦
響け!ユーフォニアム舞台探訪記・番外編〜マーチングバンド♪〜


「久美子ってさ、トロンボーンの塚本と付き合ってるの?」

突然の葉月の問いが口火を切る第八話「おまつりトライアングル」。


「県祭とは毎年6月5日に行われるお祭りで、この時期になると、みんななんとなくそわそわし始めたりする。」(黄前久美子)


舞台となるのは今年2015年は6月5日(金)、6日(土)にかけて開かれる「県祭」です。縣神社の祭礼で、夜は沿道の灯を落として暗闇の中行われる「梵天渡御」が有名な「暗夜の奇祭」で、600以上の露店が軒を連ね、12万人の人が訪れる伝統行事となっています。暗闇の中行われる県祭は男女会い乱れることから別名「種貰い祭」または「夜這祭」とも呼ばれ、古くから民間における性風俗としての一面ももってきたようです。
そんな艶かしい側面をもつ祭の回にふさわしい(?)、実に妖艶さに満る第八話、今回も背景とともに紹介していきましょう。

【6月16日改訂】
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第八話:三室戸寺(?)紫陽花
どうやら実際に校舎モデルとなった莵道高校にも見事な紫陽花が咲いているとのことですが、とりあえず有名な三室戸寺の紫陽花でそれらしい雰囲気に。

【6月8日改訂】
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第八話:京阪宇治駅

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第八話:京阪宇治駅

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第八話:京阪宇治駅
迫るオーディションの練習にも余念がなく、ユーフォニアムの指使いに没頭する久美子ですが。

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第八話:京阪宇治駅
改札で待っていたのは秀一でした。

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第八話:京阪宇治駅

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第八話:宇治橋

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第八話:宇治川(あじろぎの道より)

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第八話:あじろぎの道付近ベンチ
お互いにオーディションに向けた不安を口々に。

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第八話:あじろぎの道付近ベンチ
しかし秀一は、ライバルとなる同学年トロンボーンが他に2人いるにもかかわらず、すでに全国大会への確かな道が開かれているのを実感している様子です。

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第八話:あじろぎの道付近ベンチ
秀一の言葉にもどこか冷めた久美子。

「お前さ、5日ってなにしてんの?」
「5日?普通に部活」
「その後だよ。…県祭。…一緒にいかね?」
「はぁ?なんで?」

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第八話:あじろぎの道付近ベンチ
「いいや、考えといて、じゃあな。」

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第八話:あじろぎの道付近ベンチ
「…なんだよ…」
久美子にとっては、葉月たちを見てもどこか遠いことのように思えた恋も、案外近くに芽生えていたことに気付かされた瞬間だったのかもしれませんね。


「それは全く予想もしていなかったことで、わたしの思考回路はおもいっきり混線してしまった。」(黄前久美子)


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第八話:あがた通り鳥居
突如として葉月、秀一、そして自分というトライアングルに巻き込まれてしまったことを自覚しながらも、どうしても秀一の誘いを受け入れきれなかった久美子はまさかの麗奈と県祭に行くことに。そして久美子が道を「譲る」かたちで葉月と秀一がペアで。それぞれの思惑がそれこそ「混線」したまま県祭の始まる6月5日夕刻を迎えます。

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第八話:宇治橋西詰
「後藤くん、お待たせ。どっかな?」
こちらは吹奏楽部公然の周知となっているチューバカップル卓也と梨子。

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第八話:宇治橋西詰
「……かわいぃ…」

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第八話:宇治橋西詰
「…ありがと。」
本当に幸せなバカップルでいてくださいw

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第八話:宇治橋(橘橋より)

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第八話:JR宇治駅

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第八話:JR宇治駅
一方、秀一と待ち合わせの葉月は緑輝と準備作業中。

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第八話:JR宇治駅
「みどりだ…すごい再現率!」
アニメオリジナルキャラ・緑輝の妹琥珀ですね。

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第八話:JR宇治駅
先ほどから目立つ茶壺形の郵便ポストですが、宇治市市制50年を記念して設置されたもののようです。

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第八話:JR宇治駅
そしてこちらも中々個性的ですが、駅前に設置されている時計になります。
迫る秀一との待ち合わせ時間。

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第八話:JR宇治駅
葉月の成功を祈り、勇気づけて先に祭に向う緑輝と琥珀。

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第八話:JR宇治駅
緊張をほぐすため部活の肺活量練習を始めた途端に秀一が到着です。

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第八話:宇治神社

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第八話:宇治神社
一方、久美子・麗奈ペアは人気の少ない宇治神社を待ち合わせ場所に選んだようですが…

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第八話:宇治神社
「なんでユーフォもってこなくちゃいけないんだ〜〜」
「十分遅刻。」

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第八話:宇治神社
「わっ」
「なに?」
普段、トランペット以外には全く興味がなさそうな麗奈はまさかの白のワンピース。

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第八話:宇治神社
「かわいくてびっくりした…」
一方久美子は短パン・シャツ…

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第八話:宇治神社
「っ…行こ。」
「どこ行くの?」
「大吉山。登るの。」

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第八話:宇治神社
「なんで…?」

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第八話:宇治神社
「なんとなく。楽器は交替で持つから。」

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第八話:宇治神社


「高坂さんの真っ白いワンピースと、少しヒンヤリした青い空気に見とれて、わたしの頭の中は雪女のお話でいっぱいになった。」(黄前久美子)


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第八話:宇治神社

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第八話:さわらびの道


「不安を感じながらも、その美しさに惹かれ、命を落としてしまう気持ちというのは、こういうものなんだろう。」(黄前久美子)


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第八話:さわらびの道

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第八話:さわらびの道
そして二人はさわらびの道を宇治上神社にさしかかります。

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第八話:さわらびの道
「どっちが好き?」
「え?」
「さっきの神社と、こっちの神社と。」

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第八話:さわらびの道
「わたしは、こっちの方が好き。」

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第八話:さわらびの道
「渋くて大人な感じがする。わかんない?」

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第八話:さわらびの道
「ねぇ…こうゆうことって、よくするの?」

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第八話:さわらびの道
「こうゆうことって?」
「いきなり山に登ったりするとか。」
「わたしをなんだと思ってるの?するわけないでしょ。」

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第八話:さわらびの道
「でも、たまにこうゆうことしたくなるの。」

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第八話:さわらびの道
「制服着て、学校行って、部活行って、家戻って。」

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第八話:さわらびの道
「なんかたまにそういうの全部捨てて、18切符で飛び立ちたくなる。」
「ちょっとわかる気がする…」

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第八話:さわらびの道
「これはその旅代わりみたいなもの。」
「随分スケールちっちゃくなっちゃたね。」

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第八話:さわらびの道
「それは仕方ない、明日学校だし。」
日常から飛び立ちたいと言いながら、それが出来ない理由に学校というのも論理矛盾なんですが、そんな言葉をクールに言ってのける麗奈に、少し久美子もあっけにとられたようです。

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第八話:大吉山(仏徳山)登山口

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第八話:大吉山(仏徳山)山道

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第八話:大吉山(仏徳山)山道
途中、楽器を背負うのを交替したのは山道1/4ほどの石階段がある場所。
「なんかアレだね。」
「なに?」
「その白ワンピースにユーフォ持たせているの背徳感がすごい…」
「なんで。」

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第八話:大吉山(仏徳山)山道
「足、痛くないの?」
「痛い。でも痛いの、きらいじゃないし。」

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第八話:大吉山(仏徳山)山道
「なにそれ…なんかエロい。」
「…変態。」
二人の自然な言葉が紡いでゆくちょっとあぶない空気。

【6月8日改訂】
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第八話:縣神社
そのころ、「梵天渡御」の起点となる縣神社。

【6月8日改訂】
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第八話:縣神社

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第八話:縣神社
参拝しているのは3年生リーダー3人組。

【6月8日改訂】
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第八話:縣神社
「楽器も音楽も自分次第でどうにでもなるのに、神様に頼むなんてもったいない」というあすか自身がどんな願い事をするのか興味深いところではありますね。

【6月8日改訂】
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第八話:縣神社
と、そこへ神社の前を通りかかる葉月。

【6月8日改訂】
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第八話:縣神社
「おいかけちゃダメだよ、見なかったふり。」
「わかってるぅ!」

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第八話:あじろぎの道
葉月と秀一がやってきたのはつい先日、秀一が久美子を祭に誘ったベンチでした。

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第八話:あじろぎの道付近ベンチ
そして想いを直球で秀一に伝え、それを受けられない旨を伝える秀一。秀一の心中には数日前ここで誘った久美子のことがあることを考えれば、なんとも切なさが増してきますね…。

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第八話:あじろぎの道
ベンチから少し喜撰橋方面に進んだところにある船乗り場。


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第八話:大吉山(仏徳山)山道
久美子と麗奈は展望台へと近づいてゆきます。

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第八話:大吉山(仏徳山)山道
「わたしほんとはさ、前から思っていたの。久美子と遊んでみたいなって。」
「っえ!」
「久美子って性格悪いでしょ。」
「もしかしてそれって悪口?」
「褒め言葉。」「これは愛の告白。」

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第八話:大吉山(仏徳山)山道
「わかんないかな?わたしの愛が。」
「高坂さん捩じれてるよ…」

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第八話:大吉山(仏徳山)展望台
「着いた。」
眼下に広がる星のような街。

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第八話:大吉山(仏徳山)展望台
「綺麗だね…」
「うん…」

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第八話:大吉山(仏徳山)展望台
「高坂さんは、これが見たかったの?」
「見たかったっていうと、ちょっと違うけど、他人と違うことがしたかったの。」

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第八話:大吉山(仏徳山)展望台
「ねぇ、お祭りの日に山に登るなんて馬鹿なこと、他の人はしないよね。」
「うん、まぁ…」
「わたし、久美子なら分かってくれると信じてる。」

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第八話:大吉山(仏徳山)展望台
「ねぇ、わかるでしょ、そういう意味不明な気持ち。」

「当たり前の関係」に抗って、流されずに生きたい。誰にも話せなかった麗奈の強い信念が堰を切ったように彼女の口から溢れ出します。

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第八話:大吉山(仏徳山)展望台
「うん。わかるよ、高坂さんの気持ち…」
「麗奈」
「れいな…」

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第八話:大吉山(仏徳山)展望台
「わたし、特別になりたいの。他のやつらと、同じになりたくない。」「だからわたしは、トランペットをやってる。特別になるために。」

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第八話:大吉山(仏徳山)展望台
ひとしきり「特別なわたしになる」ことを語り、一呼吸置いて笑い出し
「やっぱり久美子は、性格悪い。」

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第八話:大吉山(仏徳山)展望台


「吸い込まれそうだった。わたしは今、このときなら、命を落としても構わないと思った。」(黄前久美子)


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第八話:大吉山(仏徳山)展望台
「準備できた?」
「できたよ、なにやるの?」
「中三のときやったやつ。送別会の。好きなの。」

そして始まる二重奏。
その曲は『愛を見つけた場所』。
BGMを担当する松田彬人さん編曲の奥華子さんの歌。
星空の下で愛する人を想うくだりもありますね。


***


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ねぇ、今誰に会いたいの
ねぇ、今誰を愛してるの
それがわたしであることを
いつも願ってるんだよ


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ねぇ、心は見えないから
そうすぐ不安になるけど
信じる事でしか私たちは
明日に進めないんだ


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夜空に浮かぶ星たち
誰かを想いながら
この街中でどれだけの人が
見上げてるのかな


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世界中の綺麗なものを
全部集めてみたとしても
あなたが今笑ってくれる
それだけには適わない


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ねぇあなたといる未来を
もう迷わず信じられる
どんな言葉よりも
あなたはただ
隣にいてくれたから


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もう一度
愛を求めて
生まれてきたとしたら
あなたのもとへ
やさしい色をした花を届けるよ


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世界中の優しいものを
全部集めてみたとしても
あなたの手に
包まれてる
この場所には敵わない


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あなたが今笑ってくれる
それだけで生きてゆける
あなたの手に 
包まれてる
この場所には敵わない
愛を見つけた場所
(以上『愛を見つけた場所』より)


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というわけで大変長くなりましたが第八話の紹介は以上となります。県祭の話は原作にもあり、細かい描写や会話まで再現されているのですが、その伝わるニュアンスは小説とアニメで全く異なるマジックを発揮した今回。原作では久美子と麗奈のやりとりは冗談まじりの中でお互いの垣根が取り払われていく様子が描かれていますが、アニメでは麗奈が久美子に対し一方的に真剣に向き合い、そしてその孤高かつ妖艶な空気を纏った麗奈に、久美子が強く惹かれていく様が描かれています。原作では単なる冗談の掛合や麗奈の指先が久美子の唇を伝うシーン、その全てに強烈な性的なニュアンスが感じてとれ、実に甘美で印象的な回になったのではないでしょうか。先にも述べた通り、原作小説とは大吉山のシーンは同じシチュエーションながらそこから漂う意味合いが全く異なって感じられます。わずか数ページの県祭の物語が、最後の二重奏に象徴される壮大な物語へと昇華する「京都アニメーション」という「魔力」を見せつけられた気がします。



*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「響け!制作委員会」及び宝島社にあります、ので。

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