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有頂天家族2舞台探訪記⑧

2017年 06月06日 09:17 (火)

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有頂天家族舞台探訪記(第一期)
有頂天家族2舞台探訪記①
有頂天家族2舞台探訪記②
有頂天家族2舞台探訪記③
有頂天家族2舞台探訪記④
有頂天家族2舞台探訪記⑤
有頂天家族2舞台探訪記⑦

矢一郎が矢三郎と海星の関係を押し進めようとしている背景には、矢二郎の意見が、そして矢二郎の腹中には京都を出て旅に出る決意がありました。かつて矢三郎と海星の「赤い毛」の関係を承知していながらも海星に恋した矢二郎。結局は矢三郎に海星を託して(あるいは矢三郎を海星に託して)、自身は家を出るなんとも切ない話です。
一方、偽右衛門選挙が近づき、父の跡を継ぐために奔走する矢一郎は、矢三郎の提案で選挙の立会人に二代目に就任願い出ることになりますが…
下鴨家二代目、如意ヶ岳薬師坊二代目、二人の二代目を描く第九話「それぞれの二代目」、紹介しましょう。


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第九話:京都タワー

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第九話:京都駅
「おれも京都へ帰ってくる頃には、こいつが懐かしくなるのかねぇ。」

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第九話:京都駅
「矢二郎兄ちゃん!」
「遅れてすまん矢二郎。母上が見つからなくてな。」

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第九話:京都駅
「いいさ。母上にここで引き止められたりしてごらん。おれ行けなくなっちゃうよ。」
「ま、そうかもしれんな…」

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第九話:京都駅
「お母様は本当にお見送りが苦手なのね。」

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第九話:京都駅
「矢二郎兄ちゃん。お薬はちゃんと持った?」
「ああ、ちゃんとここに入れてあるさ。」
「飲むのを忘れては駄目だよ。蛙に戻っちゃうから。」
「で、まずはどこへ行くんだい?」

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第九話:京都駅
「そうさなぁ、まずは倉敷の小町温泉に住む狸たちを訪ねようと思う。その後のことは旅をしながらゆっくり考えるとしよう。」

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第九話:京都駅
「うちの兄から、分家に遊びに行ってやってと言われたのよね。律儀にありがとう。」
「もし四国に渡ることがあれば、金武町一門に挨拶してきてくれ。」

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第九話:京都駅
カチカチと火打石を打つのは第一期でも登場した下鴨家の習わし。
「これでバッチリ。きっと良い旅になるわよ、矢二郎くん。」
「ありがとう、おれが帰ってくるころには、玉瀾は姉さんだな。」

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第九話:京都駅
「お見送りの儀、誠にありがとうございます。」

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第九話:京都駅
「下鴨矢二郎、これより旅に出て、一回りむっくり大きくなって帰ってくる所存です。皆様も、どうかお元気で。」

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第九話:京都駅
こうして兄弟たちに見守られながら、「今のおれには帰ってくる場所がある。だから必ず帰ってくるさ」と言葉を残し矢二郎は西国の旅に出るのでした。

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第九話:BON BON CAFE
その頃、母は賀茂大橋西詰のビリヤード場に。第一期に続きBON BON CAFEの登場です。

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第九話:BON BON CAFE
「見送りにこないなんて、ひどいお母さんだと思ったかしら…でもあの子の手を離してやる自信がなかったのよ。もし顔を合わせて引き止めでもしたら、あの子はきっと行けなくなるから…」
「兄さんは元気に出て行ったよ。きっといい旅になるさ。」
「ええ…きっとそうね。あなたたちが自分で決めたことだもの。総さんはきっと許してくれます。」

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第九話:賀茂大橋

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第九話:賀茂大橋
「いつでも波風たてるよー」

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第九話:鴨川デルタ西側
「ずんずん立てるよー」

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第九話:鴨川デルタ西側
「いつでも平和を乱すよーガンガン乱すよー」

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第九話:鴨川デルタ西側
「矢三郎!ちょっと来てくれ!」

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第九話:BON BON CAFE
「赤玉先生が偽右衛門を選ぶ選挙の立会人をどうしても引き受けてくださらない。」

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第九話:BON BON CAFE
「代わりに後任の天狗を推薦するとおっしゃるのだが…」

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第九話:BON BON CAFE
「どうせ、弁天様だろ。」

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第九話:BON BON CAFE
「いくらんなんでもあんまりではないか?親父を鍋にして食った人間を、狸界の頭領を選ぶ宴に招けとおっしゃるのか。」
「いっそ天狗なしでやるわけにはいかないの?」
「そうはいかん。偽右衛門の権威は、狸界の総意と天狗様の承認に基づく。この手続きをすっ飛ばしてみろ、偽右衛門なんてものは張り子の虎になってしまう。」

そんなわけで矢一郎や八坂様に乞われて赤玉先生懐柔にコープ桝形に向かうも、赤玉先生の弁天を後任として指名する意思に全くゆらぎがない模様。

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第九話:セブンイレブン京都葵橋寺町店
「如意ヶ岳薬師坊対策本部」が設置されたのはコーポ桝形すぐの寺町通との交差点にあるセブンイレブン。ちなみに、第一期でここは駐車場として登場しています。

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第九話:セブンイレブン京都葵橋寺町店
さて、首尾なしの報告をするも、二代目に立会人を依頼するという奇策を矢三郎が考えつきます。

二代目の元を訪れた矢一郎と矢三郎は、二代目の弁天に対する敵愾心と泣き落としで立会人への就任を承諾させますが…

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第九話:珈琲蔦屋
そして偽右衛門選挙の開始の儀式の朝。

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第九話:珈琲蔦屋
矢一郎は狸大もあるハンバーグを二個平らげて備えます。

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第九話:紫雲山頂法寺
ちょうど一年前に矢一郎と故・早雲が偽右衛門の座を競った頂法寺(六角堂)。

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第九話:紫雲山頂法寺
「おや?随分大人しくしてるな。」
と、そこにいたのは袈裟を来た金閣銀閣阿呆兄弟。
「これはこれは矢三郎殿、いいお天気になりまして、さぞかしへそ石様もお喜びでしょう。結構なことでごじゃいます。」
「素敵なことでごじゃいます。なむなむ。」

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第九話:紫雲山頂法寺
「お前たち何かヘンテコなものでも食ったのか?」

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第九話:紫雲山頂法寺
「何をおっしゃいますやら。我々は、阿呆から脱皮することを目指し、兄の呉一郎から教えを受けて、日夜修行に励んでいるのでごじゃいます。」
「兄さんも僕も、やわらかでヒンヤリした蒸しパンのように心穏やかでごじゃいます。」
「矢三郎殿にも断然仏道をすすめ、もはや阿呆の時代ではごじゃいませんぞ。」

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第九話:紫雲山頂法寺
「そうか、頑張ってくれ、応援してる…」

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第九話:紫雲山頂法寺
プップカップップップー
「閉門!」

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第九話:紫雲山頂法寺
「静粛に願います。」

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第九話:紫雲山頂法寺
「これより会議を開きます。それに先立ちまして、ありがたくもへそ石様よりお言葉を頂戴致しております。ここに拝読しますので、諸君のご起立を願います。」

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第九話:紫雲山頂法寺
「「風邪を引いたときは足を温めて頭を冷やす。これで医者いらず。ハチミツショウガ湯を飲むのもすこぶる良いぜ!」以上です。」

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第九話:紫雲山頂法寺
「さて、このたび偽右衛門に立候補される矢一郎くんは、非常に有望な新世代の狸であります。さらに、応援演説をされる呉一郎くんもまた、早雲くん亡き後、夷川家をしょってたつ、同じく有望な狸であります。」

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第九話:紫雲山頂法寺
「夷川早雲が長男、夷川呉一郎であります。我が父は、偽電気ブラン工場の近代化に尽力しましたものの、その晩節を汚したことを忘れる訳には参りません。」

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第九話:紫雲山頂法寺
「にも関わらず、矢一郎くんは両家の諍いを水に流して、共に生きようと言ってくださった。夷川は新しい偽右衛門に協力を惜しまず、狸界の未来に力を尽くす所存です。」
夷川家の全面協力の中、12月26日偽右衛門選挙の開催が決定。そして…

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第九話:紫雲山頂法寺
「狸界の頭領である偽右衛門を決めるにあたって、立会人として、二代目のご臨席を賜ることとなりました。ご異議はありませんね?」
「意義あり!」

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第九話:紫雲山頂法寺
「べ、弁天様、ご光臨〜!」

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第九話:紫雲山頂法寺
「お師匠様から狸選挙の立会人になるように言われたのですけど、どうやら私は、お呼びでないようね。」

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第九話:紫雲山頂法寺
「あの英国かぶれが引き受けてくださるようでしたら別に構いませんけど。それにしても、どうしてそんな行き違いが起こったのか、事情が知りたい物だわ。ひょっとして、狸たちはわたしが立会人では不満なのかしら。」
そして天狗煙草で辻風を吹かす弁天。

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第九話:紫雲山頂法寺
「あらあら、矢三郎。そんなところに隠れていたの?どうせあなたの差し金でしょう。」

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第九話:紫雲山頂法寺
冷たくぴしゃりと言われ、申し開きもできない矢三郎。と、そこへ…

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第九話:紫雲山頂法寺
ジャーン。

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第九話:紫雲山頂法寺
ジャーン。ジャーンン。

そして弁天と二代目の対決は次へと続きます。

矢一郎と「二代目」を主題に据えた第九話。残す話数は少なくなりましたが、物語は佳境を迎えます。


「波風立てて面白くするのよとは祖母の言葉である。その言に従って、俺に任せろと大見得をきってはみたものの、この目論みは狸の身の丈には合わぬ、大きすぎる博打であった。」



*引用画像は全て比較研究目的で掲載しており、著作権は全て「有頂天家族2」製作委員会にあります、ので。

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毎週楽しみに読ませていただいてます

2017年06月10日 23:52

毎週楽しみに読ませていただいてます。
第2期は第1期よりももっと話に深みを感じます。

恐ろしいほど京都のあらゆる場所が登場しますが、今後もぜひ頑張ってください!

Re: 毎週楽しみに読ませていただいてます

2017年06月17日 16:51

ごコメントどうもありがとうございます。
関西に限らずついに四国まで登場してしまいましたがw

最終回まで頑張ります!